

2017年2月16日のイベント
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2017/02/16(木)18:30-20:00
映画「新地町の漁師たち」公開記念 ―福島の漁業の今―福島県太平洋側沿岸の最北の町「新地町」。
豊かな漁場を抱えたこの町は代々、多くの住民が漁業を生業としてきました。
2011年3月11日東日本大震災において、津波の被害、東京電力福島第一原子力発電所事故の放射性物質流出により、操業の自粛を余儀なくされました。震災当初、操業再開は絶望視される中、継続的なモニタリング調査の結果、2016年11月末時点で、94種の魚介類の安全が確認されるまで回復しました。しかし、原発の汚染水問題や風評被害もあることから、本格的な操業はいまだできない状況にあります。
新地町の漁師たちを2011年6月から2014年11月3日の豊漁祈願の安波祭までの3年半の期間撮影した記録映画「新地町の漁師たち」が、公開されることとなりました。
この映画公開を記念し、監督の山田徹氏、北海学園大学濱田武士教授(漁業経済学)を迎え、撮影を通じて発見した、「漁業の魅力」「漁師たちの魅力」「働くこと」「食」「生きること」と、福島の漁業の「今」をお話いただきます。
■ポレポレ東中野にて2017年3月11日よりロードショー!!
(3月24日(金)まで)【同時開催】新地町復興マルシェ
イベント当日12:00~17:00、毎日メディアカフェにて新地町復興マルシェを開催します。
新地町の特産品を出品します。是非ご来場ください。■開催概要
開場 18:00 開演 18:30
終演 20:00 人数:30名> 予約応募はこちら
応募受付は終了しました
登壇者
山田 徹 (やまだ・とおる)
1983年、東京新宿生まれ。自由学園卒。 映画美学校ドキュメンタリー科を経て、2009年から記録映画の製作会社である自由工房に勤務。記録映画作家である 羽田澄子監督に師事する。 個人活動として国内アートプロジェクトの記録映像に関わりつつ、2011年3月11日の東日本大震災から4年半をかけて映画『新地町の漁師たち』 (2016)を完成させる。初監督となる本作で第3回グリーンイメージ国際環境映像祭 でグランプリを受賞する。 HP:http://www.yamadatoru.com
濱田 武士 (はまだ・たけし)
1969年,大阪生まれ。北海道大学水産学部卒。 東京海洋大学准教授を経て,2016年4月から北海学園大学経済学部教授。専門は地域経済学,漁業経済学。 著書『震災と漁業』(2013年,みすず書房刊)で漁業経済学会学会賞・日本協同組合学会学術賞を受賞。『日本漁業の真実』(ちくま新書,2014年),『福島に農林漁業をとり戻す』(小山良太・早尻正宏と共著,みすず書房,2015年)など著書論文多数。近著に『魚と日本人 食と職の経済学』(岩波新書,2016年)がある。趣味は,ギター,筋トレ,読書。