

2021年3月18日(木)19:00-20:40
オンラインセミナー「ポリアモリーとは何か~日本人の恋愛と結婚のゆくえ」
「ポリアモリー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?お互いに合意の上で、複数のパートナーと関係を結ぶ恋愛のスタイルと説明されています。日本においては、異性同士の一対一の恋愛関係や一夫一婦制があたりまえと思われがちですが、世界を見渡してみると、かならずしもそうとは言えません。日本でも、近年、LGBTという言葉が広く知られるようになったように、多様な関係がみられるようになっているのも事実ですが、大方の意識は変わっていません。ポリアモリーを従来の一対一の恋愛関係や結婚と比べたときのよい点や、逆に問題点は何でしょう?ポリアモリーがうまくいくための条件は何でしょうか?そしてポリアモリーは今後増えていくのでしょうか?
現在の日本社会の中ではポリアモリーは少数派ですが、これに注目することは、ポリアモリー自体を理解することはもちろん、従来の恋愛や結婚、そして家族のあり方を改めて問いなおすことにつながるでしょう。
近未来研究会が企画したこのセミナーでは、日本においてポリアモリー研究の第一人者である深海菊絵さんが、ポリアモリーの考え方や実情について話し、さまざまな疑問に答えます。司会は、近未来研究会メンバーの坪田知己さん(元日経メディアラボ所長)です。
※参考サイト ポリアモリーとは?
https://jobrainbow.jp/magazine/whatispoliamory
注:Zoom会議システムによるセミナーです。参加申し込み者には、参加方法・アクセス情報を開催前日までにメールでお知らせします。自宅など、静かな場所での参加に限ります。ホストは近未来研究会事務局が務めます。
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■開催概要
開場 19:00 開演 19:00
終演 20:40 定員:50名登壇者
深海菊絵
(ふかみ・きくえ)文化人類学者、エッセイスト。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。国立民族学博物館外来研究員。2008年よりアメリカでポリアモリーに関するフィールド調査を行う。著書に『ポリアモリー 複数の愛を生きる』(平凡社)、分担執筆に『文化人類学のエッセンス:世界をみる/変える』(有斐閣)等。現在の研究関心は、傷つきやすさ、倫理、知恵、家族、身体、パフォーマンス等。
坪田知己
(つぼた・ともみ)1972年日本経済新聞社入社、産業部デスク、電子メディア局次長、日経メディアラボ所長を歴任し、2009年退職。日経のインターネット事業の先導役を務め「日経電子版生みの親」とされる。2003年から約7年、慶應義塾大学大学院特別研究教授を兼任。文明デザイナーを自称。著書は『2030年メディアのかたち』『サービス文明論』など。

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