読者とともにつくりだす「毎日メディアカフェ」
毎日メディアカフェでちょっと一息

  • ホーム
  • ニュース
  • 毎日メディアカフェとは
  • イベントカレンダー
  • イベントアーカイブ
  • アクセス

古山まどかのCSR担当レポート

戸田建設株式会社

この方にインタビューしました!

価値創造推進室
技術開発センター
センター長 半田 雅俊 さん

研究都市“つくば”にある大型研究施設とは

まどか:
技術開発センターとはどのような施設なのでしょうか。
半田氏:
戸田建設は明治14年の創業で、建設業では比較的新しい会社です。平成28年の本年に創業135年を迎えました。技術開発センターは、昭和33年に技術研究室を設置し、翌年移転し技術研究所となったのが始まりです。昭和58年の創立100周年事業の1つとして、現在の茨城県つくば市に移設し、平成26年に技術開発センターに組織変更されました。

まどか:
広大な敷地に、様々な研究棟があるのですね。
半田氏:
建設工事の効率向上や、建物のより良質な環境作りなどを目指し、さまざまな分野の技術開発を行っています。室内環境、構造材料、情報技術などの研究チームがあり、 日本の“ものづくり”を革新するべく、日々研究をしています。

まどか:
戸田建設のブランドメッセージに“人がつくる、人でつくる”とありますが、まさにその企業姿勢を反映しているのですね。
半田氏:
その通りです。ものをつくるのは、“人”なのです。そこから、価値ある戸田建設グループの実現を目指しています。

まどか:
具体的にはどのような研究をされているのでしょうか。
半田氏:
技術研究開発の方針として3つの価値というものを掲げています。価値の一つ目は、安心・安全です。日本は地震大国なので、免震・制振技術や地震時の建物モニタリング、高耐震天井などを研究しています。二つ目は快適環境・新エネルギーです。快適な音環境や屋上に設けたビオトープでの生物多様性、緑化技術、浮体式洋上風力の研究をしています。最後三つ目は、生産性の向上です。機械化・自動化技術やICTを利用した生産管理技術を研究しています。
まどか:
特許取得や業界をリードする技術が、こちらの研究所で研究開発されているのですね。

安心・安全の絶対的な技術

半田氏:
戸田建設では、歴史的建造物の補修や病院建築、超高層ビルの建築などを多く取り扱っているので、免震・制振技術については常に向上を目指し、研究にも力を入れています。
まどか:
日本は地震大国なので、免震・制振はとても重要ですし、お客様も関心がたかいですよね。

半田氏:
そこで今戸田建設として推しているのが、地震時のモニタリングシステム“ユレかんち”です。地震時の地盤の揺れと建物の揺れは異なります。細かく言うと同じビルでも階数によっても異なります。そこで、複数のフロアにセンサーを置き、すぐにどのくらい揺れているのか、また揺れによって建物が安全かどうかを、建物内にいる人も、外にいる人も分かるシステムを作りました。
まどか:
地震発生時に、建物の安全診断が出るのは心強いですね。また、外出先で震災に遭った時にも、自宅の状況が分かるのは安心です。 一般家庭だけでなく、マンション・ビルの管理や、病院や公共施設などにも大いに役立ちそうですね。

半田氏:
また、3.11の東日本大震災の時、長周期地震が発生し、面積の大きい天井が多く落下しました。これは、多くの場合天井をつるしているクリップが外れたことが原因でしたので、当社は“ペアロッククリップ”という高耐震化クリップを開発しました。
まどか:
動画で通常の天井クリップと、ペアロッククリップの違いを見せて頂きましたが、こんなに違うなんて驚きました。
半田氏:
現在、私たちが手掛ける工事では、このペアロッククリップが標準となっています。

快適環境と新エネルギー

半田氏:
まず快適環境についてですが、音環境の研究に力を入れています。音というと騒音対策のように思われがちですが、きれいな音をより美しく・汚い騒音をより小さくというのがテーマです。国内最大クラスの大きさを誇る無響室や残教室があり、実際の建物に近い大きさで実験することが可能です。
まどか:
無響室に入ったのが初めてで、“音の響きが全くない状態”を初めて体感し、その空間に驚きました。

半田氏:
計測した音は、ホールや劇場の音響設計をする際の響き具合を確認する為に役立たせています。建物や室内における、音の響きのシミュレーションを行い、設計や機器選定によって実際にどのような環境になるのかを検証し、結果を現場やお客様にフィードバックします。
まどか:
実際の設計にもデータとして使われているのですね。

半田氏:
また、環境という観点では、生物多様性や緑化技術の研究も必須です。都市にバランスの良い自然を、ということをテーマに、技術開発センターの屋上にビオトープを設け、自然の生態系を調査しています。
まどか:
地域に根差した環境を守っていく、という考えなのですね。

半田氏:
最後に、生産性の向上、すなわち機械化・自動化技術の研究です。機械化・自動化をすすめることで、現場の人の負担を減らすと共に、生産性の向上を目指します。
まどか:
建設現場でも、職人さんや作業員の方の高齢化がこれからますます進んで行くでしょうし、負担の軽減は必須ですよね。 最後に、技術開発センターとしての今後の目標を教えて下さい。

半田氏:
まず、今年から新整備計画が始動しています。建築物の省エネルギー化や利用者の生産性向上、巨大地震への備えなどが求められている中で、新たな価値を提供することを目指して施設を増強するものです。順次改修・拡張、新設を行い、お客さまに技術を直接体感してもらい、その価値を分かりやすく理解してもらうための「技術体感紹介スペース」の新設も予定しています。
まどか:
私も今回実際に体感することで、理解が深まったのでぜひ皆さんにも戸田建設さんの技術を知って頂きたいです。

半田氏:
ありがとうございます。戸田建設は“人がつくる、人でつくる”というブランドメッセージがあります。技術開発センターは現在49名在籍しているのですが、一人ひとりがその意識をもって、世の中に少しでもお役に立てるような研究開発を行っていきたいと思っています。
まどか:
戸田建設の皆さんのその素敵な思いが、建設業界をリードしていくのですね。これからも楽しみにしています。

企業情報

戸田建設株式会社

本社所在地: 東京都中央区京橋一丁目7番1号
TEL: 03-3535-1354

インタビューを終えて

今回戸田建設さんの技術開発センターにお邪魔して、実際に色々体験させて頂いたことで非常に感銘を受けました。新整備計画により、もっと沢山の方に来て頂ける施設になるとのことで今からとても楽しみです。 また半田センター長はじめ、各スタッフの方がとても丁寧に説明して下さり 研究開発への皆さんの情熱を感じました。お忙しい中、ありがとうございました。



毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

松田まどかのCSR担当者レポート

松田まどかの団体レポート

学びのフェス2017夏

NPO/NGO活動紹介

自治体による企業との取組

次世代を担う学生の活動紹介

活動レポート

毎日メディアカフェとは

毎日メディアカフェを使ってみませんか

協賛されたい企業の方へ

毎日LIVE

プレシーズ

学びのフェス2017夏

関連リンク

毎日新聞

小学生新聞

15歳のニュース

15歳のニュース

MOTTAIANAI

毎日新聞 愛読者セット

イーソリューション

プレシーズ

ページtop