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古山まどかのCSR担当レポート

株式会社 大地を守る会

この方にインタビューしました!

代表取締役社長 藤田和芳さん

創業から40年

まどか:
大地を守る会さんは、今年40年ということを伺いました。最近ではオーガニック食材とか宅配業者がたくさんありますが、創業の頃はどのような環境だったのでしょうか? 
藤田氏:
最初は今のような社会的環境は全くなく、日本は高度成長が終わった頃で、全てのことが経済成長を満たすという社会でした。生産量を上げるためには農薬や化学物質が当然のように使われ、味覚をよくするために添加物なども多く使われるようになりました。農家では、無農薬で野菜を育てるという方が減り、消費者の方々も無農薬でなくてはならないという人が少なかった時代に大地を守る会が発足しました。

まどか:
消費者意識もかなり低かったのですね?
藤田氏:
小さな子を持つお母さんは食べ物に対して気を使おうとしていても、ご主人が「なぜ高い無農薬野菜を買わないといけないんだ」「値段が高いだけでそれにどんな意義があるのか」など理解を得られなかったことが大きな原因かもしれません。

まどか:
そのような状況下で始められた事業ですが、いつ頃から変化が見えてきたのでしょうか?
藤田氏:
事業がスタートしてから少し変化を感じたのは15年から20年くらい経ってからでしょうか。1980年後半、ちょうどバブル崩壊の頃、経済成長に対する見直しがはじまりました。経済の成長の裏側にあった大気汚染等に社会の目がいき、環境問題への関心が高まりました。

まどか:
私が生まれた頃のお話ですが、確かに日本が環境に関心が高まった頃ですね。
藤田氏:
そうですね、その頃、農薬問題や食品添加物などへの関心も少しずつ高まり、オーガニックという言葉が出始めました。

持続可能な社会へ大地を守る会の役割

まどか:
大地を守る会の理念「つながる食と暮らし」(人につながる暮らし、地球につながる暮らし、明日につながる暮らし)はどのような思いが込められているのですか?
藤田氏:
生産性を上げるためには全ての関係を分断したほうが良いと言われています。農業でも同じことで生産者と消費者を分断したり、都市と農村を分断することが、ビジネス的には有効な場合があります。しかし私たちが追い求めるものは食べ物の安全性や顔の見える関係をつくることで食に対する思いや愛情をお客様にお届けすることです。私たちの活動が生産者と消費者そして社会や地球につながり、より良い社会になって欲しいというメッセージが込められています。

まどか:
いま、社会では「持続可能な社会つくり」がテーマとなっていますが、大地を守る会さんの事業活動自体が持続可能な社会つくりとなっていますね。
藤田氏:
私たちは食に関わる事業を行っておりますが、今の日本の自給率は約39%です。 世界中から食料が入ってこない社会になったとき、食べ物を食べられない人が出てきます。これでは持続可能な社会と言えませんね。20代、30代の方のお子さんやお孫さんにしっかりと食糧の生産体制、生産基盤を残さなければなりません。負の遺産ではなく、食の分野で我々が次世代に残せることを考えて事業活動をしております。

いのちにつながる食

まどか:
祖母がつくった野菜やお米を食べていたので、子どもの頃から好き嫌いはありませんでした。暑い時に草取りをしたり、一生懸命野菜を作っている姿をみていたからかもしれません。
藤田氏:
多くの方がそういった思いで、食と関わりを持って頂きたいですね。例えば、畑にはミミズや微生物がたくさんいます。その生き物たちの働きによって農作物ができていること、そしてそのご褒美に少しだけ農産物をおすそ分けしてあげましょう。みみずや微生物のおかげで美味しい野菜が食べられていることに感謝をしながら生活をする社会になって欲しいです。

まどか:
ミミズや微生物のこと考えてもみませんでした。確かに多くの生き物によって野菜はつくられています。これから生き物に感謝しながら生活します!
藤田氏:
食べ物が人に与える影響は大きいです。母乳を与えているお母さんのお話ですが、ある日、赤ちゃんが真っ黒な便をして、お母さんがびっくりして、お医者さんに駆けつけたそうです。お医者さんは笑ってお母さんに「昨日から何を食べたのか教えてください」と質問したそうです。結果的にそのお母さんは毎食ホウレンソウが入った食べ物を食べていたそうで、ホウレンソウの鉄分が母乳となり赤ちゃんの黒い便となったのです。それを聞いたお母さんは普段何気なく食べているものが、子どもの体内へダイレクトに入っているのだと気づきます。

まどか:
本当に食べ物の影響って大きいですね。
藤田氏:
そのお母さんはそれから食べ物は疎かにしてはいけない、しっかりとした食生活を送らなくてはいけないと思ったそうです。

生産者と消費者をつなぐ

まどか:
生産者の方々の有機農業に対しての意識は高まってきているのでしょうか?
藤田氏:
多くの生産者の方々は、有機野菜づくりを望んでいると思います。しかし、市場がなければ、生産者の方々も有機野菜はつくれません。大地を守る会以外でも多くの団体で有機野菜を広めてほしいです。

まどか:
最後に今後の活動についてお話をお聞かせください。
藤田氏:
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)によって安い輸入農産物が大量に販売されるようになれば、間違いなく農家は大打撃を被ることになります。価格勝負では日本の生産者は勝てません。価格だけではない付加価値(安全、新鮮、美味しい、顔が見える食)があることを消費者の方々に理解していただくように活動していきたいと思います。

企業情報

非公開: 株式会社 大地を守る会

〒261-8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
                              幕張テクノガーデンD棟21階

インタビューを終えて

今ほど”食の安全”というものが重視されていないころから、ずっと活動を続けられていることに感銘を受けました。 大地を守る会では様々なイベントを開催されているのですが、生きている限りずっと関わる”食”について考えるとても良い機会です。 もっと多くの方に参加して貰えたら、持続可能な社会づくりにもつながるのではないかなと思いました。



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