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古山まどかのCSR担当レポート

カシオ計算機株式会社

この方にインタビューしました!

総務人事統轄部 CSR推進室 室長
木村則昭さん

常に新しいものを創り出す、カシオの攻めのCSR

まどか:
今年のレポートを拝見し、人権問題に重点を置かれていることが印象的でした。国内ではあまり身近ではないテーマのように感じるのですが、あえて重点を置かれたきっかけはどのようなものだったのですか?
木村氏:
2年程前に国内外のグループ企業に対して、ISO26000に基づき棚卸しを行いました。棚卸しとは、CSRの主要課題に対する取り組み状況を評価・分析することです。それによって特に意識が薄いとして抽出された課題の1つが「人権の尊重」でした。国内で人権問題というと、部落差別など非常に狭い範囲の問題として認識されていますが、実はとても広範囲でリスクが高いものです。以前に、サプライチェーンにおける児童労働や強制労働などの人権問題で、世界的に有名な企業でも不買運動やボイコットを起こされたりしていました。そこで、これは会社として人権問題に対しての感度を高め、対応していかなければならないと考え、「人権の尊重」を重点テーマとして取り組みを始めました。

まどか:
人権問題をどう考えるのか、というのは難しいテーマのように認識していたのですが、カシオさんのホームページに書かれている「人が集まる組織であれば必ず人権問題は発生するもの」という言葉がすごく印象的でした。
木村氏:
そうですね。「人権問題なんて我社にはありません」という企業が多いと思いますが、それは実は危険な状況なんです。見つけられていない、見つけようという目がないのです。どれだけ多くの人権問題に気づき、対応していくのかということが重要です。それを発見するプロセスが最も難しいのです。
まどか:
具体的には、どのような取り組みをされているのですか?
木村氏:
まず、昨年2月に「人権の尊重」および「公正な事業慣行」に関するアンケートを国内外のグループ企業34社に実施しました。その結果をもとに、昨年の5月に業務上「人権」に深く関わる国内外の主要メンバーと有識者の方とで「人権座談会」を行いました。そこで問題提起されたのが「人権、人権と言うけれど、何が人権問題なのかよく分からない」ということでした。

まどか:
先程おっしゃっていた、「発見するプロセスが難しい」という点ですね。
木村氏:
そうです。カシオグループとして明確な方針を出すことの重要性を共有しました。そこで作成したのが「カシオ人権方針」と「カシオ人権チェックツール」です。 人権方針は、環境宣言を出したように、会社としてのコミットメントとして策定しました。 人権チェックツールはデンマーク人権研究所のチェックリストを参考に、できているか否かを問うものではなく、様々な項目を意識する為のツールとして作りました。これは現在グループ企業各社に送付中です。
まどか:
企業活動がグローバル化する中、人権デューディリジェンス(商取引の際、相手先に人権面での問題がないかどうかを精査すること)の実践はこれから重要視される課題です。常に新しい価値を生み出して発展されてきたカシオさんの姿勢が、CSRにも反映されていますね。

事業に関係なくても、それでいい。全ては次世代を担う子どもたちのために

まどか:
もう1つ、力を入れられているのが教育ですね。
木村氏:
私どもの製品は、電卓、電子辞書、楽器、プリンター、プロジェクターなど、教育の場で使われているものが非常に多いのです。その方向で社会貢献していくのが自然な流れでした。一言で教育と言っても世界各国ごとにカリキュラム、要求が違います。現地の先生の声を直接聞き、それぞれの要求を満足させる製品を提供することで、その国の教育レベルの向上に貢献したい、それがカシオの教育貢献のあり方です。

まどか:
直接先生たちの声を聞けるネットワーク、それに応える技術、カシオさんだからできる取組みですね。
木村氏:
次世代育成支援、次の時代を担っていく子どもたちの育成というのはやはり力をいれ取り組みたい活動です。実際、カシオ計算機の事業とどう関係あるの?と聞かれたら、直接的な関係はあまりないかも知れません。でも、それでいいと思っています。「命の授業」がまさにそうです。当社には若尾久という得難い人材がいて、この活動を担っています。彼にしかできない素晴らしい活動を、会社としてバックアップし続けたいと思っています。

まどか:
「命の授業」は、全ての根底にある「命」をテーマにした活動ですね。
木村氏:
環境教育は、方法論だけ教えてもだめなのです。その根底にある「なぜ大切なのか」を問わなくてはいけない。その答が「命」です。子どもの世界は大人の世界の写し鏡。しかし、大人の世界を変えるのはそう容易ではありません。だからこそ将来を担う子どもたちに直接、本気で語り掛けることで、新たな未来を創り出そうという訳です。
まどか:
社内へのCSR教育、活動はどんなことに取り組まれていますか?
木村氏:
いい質問ですね(笑)。やはりCSRというのはその関係部署だけが実践すればいいものではありません。社員一人ひとりが意識しなくてはいけない。弊社の経営理念が「創造 貢献」なのですが、これこそまさにCSRの考え方なのです。理念実現の為の基本原則を示した創造憲章の精神が、CSRの精神を説明している。その創造憲章の具体例を示すために、2012年からCSRコミュニケーションブックというのを作成し、全社員に冊子を配布しています。また、若尾の授業を聞きたいという要望もあり検討中です。後継者の育成や、CSRに対する意識をもっと高めていくということは、これからの課題ですね。

企業情報

カシオ計算機株式会社

総務人事統轄部 CSR推進室
本社所在地: 東京都渋谷区本町1-6-2
TEL: 03-5334-4111

インタビューを終えて

“次の時代を担う子どもたちのため”という言葉が、インタビュー中何度も出てきて印象的でした。若尾さんの「命の授業」の取り組みは、私もぜひ授業を受けたいと思う程、素晴らしい活動です。(詳しくはまどかの「企業フォーカス」を見て下さい。) 写真撮影の際ギャラリーにお邪魔したのですが、G-SHOCKが沢山あって大興奮!私は時計だけでなく、キーボードと辞書も愛用しているのです♪



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