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EVENT

2015/12/22
まどかの出張レポート 「ウッドデザイン賞2015」授賞式

a22015年12月10日(木)東京ビックサイトにて「ウッドデザイン賞2015」の授賞式が行われ、今回私は授賞式並びに記念シンポジウムの取材に行きました。

 

 

 

 

 

 

 


a1応募総数822点!

「ウッドデザイン賞2015」は本年度新たに創設された賞で、木に関するあらゆるモノ・コトを対象に「暮らしを豊かにする」「人を健やかにする」「社会を豊かにする」という3つの消費者視点から、優れた製品・取組等を表彰するものです。

記念すべき第一回目となった今回は、応募総数822点の中から397点が二次審査と通過し、最優秀賞(農林水産大臣賞)1点、優秀賞(林野庁長官賞)9点、奨励賞(審査委員長賞)30点が選ばれました。

 

 


a3木材利用の可能性が広がることに期待!

林野庁林政部木材利用課長の吉田さんに、記念すべき第一回目のウッドデザイン賞の表彰式を終え、お話を伺いました。

「今回徹底的にこだわったのは“消費者目線”であること。つまりはデザイン性が重要だと考え、審査員の方は建築家、デザイナー、バイヤー、研究者など様々な分野の第一線で活躍されている方にお願いしました。800点を超える応募作品には、皆さんの木にかける情熱、一言で表すなら“熱意”を感じ、木材利用の可能性が広がることを期待しています。」(吉田さん)

今年新たに創設され、告知期間も短かったのにも関わらず、800点を超える応募作品があったことからも、皆さんの熱意を感じられますよね。

 


a4地域活性化につながる木づかい運動

応募総数822点の中から最優秀賞に選ばれたのは、西粟倉・森の学校の“「みんなの材木屋」発 森と暮らしを創る六次産業化モデル”です。

株式会社 西粟倉・森の学校の代表取締役社長の井上達哉さんに、最優秀賞に選ばれた感想と、プロジェクトについてのお話を伺いました。

「みんなの材木屋は、“暮らし・森・つくる人をつなげる”をミッションに、沢山の人に暮らしをつくる“ワクワク”を提案するオンラインショップです。木材を使って、つくる人を増やし、暮らしをつくる文化にしていくことで、新しい木材流通を構築できると考えています。」(井上さん)

このプロジェクトは7年目で、会社としては28名と少人数ですが、西粟倉内外に情報発信し、取り組みの輪を広げてきたそうです。

「西粟倉は面積の84%が人工林で、先人たちが世代を超えて守り、育て、受け継がれてきました。今後もより輪が広がるように、小さな村から大きな挑戦をしていきます。」

木材流通を消費者目線で再構築し、暮らしの中の木づかいを身近にした先進的取り組み、と評価されたこのプロジェクト。

購入者自身が最後に手を加えて完成させる、半完成品の商品は、木材の知識があまりない私でも素敵だなと感じました。

会社だけでなく、地域に関わる全ての人の想いを結ぶ、素晴らしいプロジェクトモデルです。

 


a5子どもも頃から木と触れ合うきっかけつくり

ハートフルデザイン部門の優秀賞の一つに選ばれたのが、私の出身地である岐阜県のプロジェクト。岐阜県立森林文化アカデミーと地元の自治体の“アベマキ学校机プロジェクト”です。岐阜県立森林文化アカデミーの和田さんにお話を伺いました。

「受賞し、率直に嬉しく思います。まだ昨年6月にスタートしたプロジェクトで、結果が出ていません。ですので、嬉しい気持ちと同時に、今後このプロジェクトをしっかり成立させて、結果を出さないといけないという気が引き締まる思いもあります。」(和田さん)

岐阜県美濃加茂市に群生しているアベマキを使い地元の小学生が使う学習机の天板を制作するプロジェクト。

上級生が天板の加工の一部を体験し、翌年入学してくる新入生にプレゼントする、地域の自然に対する心を育む、木づかいの思いが引き継がれていく点が高く評価されました。

行政と地元の森林組合、更に地元の小学校や製作所など、地域内で取り組まれているのが素晴らしいなと思いました。

 


a6多くの方に国産木材の良さを知って頂くために

ライフスタイル部門の優秀賞の一つに選ばれたのが、大建工業株式会社、パワープレイス株式会社、三井物産株式会社の“ららぽーと海老名 キッズプレイエリア「ウッドキューブ」”です。

大建工業建設株式会社の塚本さんにお話しを伺いました。

「元々住宅メインの会社なのですが、ここ数年は新築住宅が減っているのが現状です。そこで、非住宅分野である公共物等を手掛けたいと考えているときに、三井不動産株式会社さんからお話しがあり、キッズプレイエリアが生まれました」(塚本さん)

“ウッドキューブ”は親子が一緒に遊び、国産材の良さを実感・体験できるキッズプレイエリア。特長的なのは、ユニット化された家具型の木質空間ということ。

私も実際に訪れたことがあるのですが、壁面にある木製おもちゃはデザイン、動き、物語、感触、音の5つから構成されていて、子どもたちはもちろん、大人も創造力をかきたてられます。

“木が身近にある暮らし”をユニット型木質空間という形でフレキシブルに活用できる社会性ある提案であり、木の良さ、楽しさを実感し、家庭での木づかいにつながる点が高く評価されました。

 


a7木が人間の心理や健康に与える影響

審査員の方にもお話を伺いました。

技術・研究分野の審査員・分野長の伊香賀俊治さんは、3つの部門の中では特にハートフルデザイン部門の研究に着目されたそうです。

「木が人間の心理や健康に与える影響の科学的エビデンスを深めることで、木材利用の普及につながると考えています。」(伊香賀さん)

木が我々の生活にどのような影響を及ぼすのかを研究した取り組みを高く評価されたそうで、その一つがハートフルデザイン部門の奨励賞に選ばれた国立研究開発法人森林総合研究所の“人間の快適性に及ぼす木材の触覚、視覚及び臭覚刺激の解明”です。

森林総合研究所の杉山さんにお話を伺いました。

「我々は“木材の良さ”につながるデータの蓄積を進める研究をしています。“良いもの”に対して、どう良いのかを数値化し、裏付けするということです。この受賞により、エビデンス集めの重要性が評価されたということで、嬉しく思います。」(杉山さん)

消費者目線にこだわり、デザイン性というものが重視されたウッドデザイン賞ですが、同時に科学的な根拠を数値で示す、といった研究開発も重要視され、評価されています。

科学的に証明された、誰もが見て分かるデータの上に、デザイン性やアイディアが加わることで、木材がもっと活用されることにつながるのだと感じました。

 


a8新たなビジネスモデルの創出に向けて

最後に、審査員長の赤池学さんに、今後この賞に期待することを伺いました。

「受賞作品(397点)は、2016年発行予定のコンセプトブックに掲載され、ウェブサイトでもご覧いただけるようになります。さらに、全国巡回展も予定しています。日本中で木材の良さを再認識して頂きたい。それと同時に、今回の授賞式での受賞者同士の交流をはじめ、コミュニケーションが増えることで、賞を通じて木材利用の新たなビジネスモデルが生み出されることを願っています。」(赤池さん)

 


受賞式後に開催されたシンポジウム並びに交流会では、審査員と受賞者、関係者の方など、皆さん積極的にコミュニケーションをとられていました。

800点を超える作品の中から選ばれた素晴らしいプロジェクトがコラボレーションできたら、益々素敵なものが生まれそうですよね。

入賞された特に素晴らしい作品、取り組みが社会に広く知られることで、また新たなウッドデザイン賞につながるプロジェクトが生まれることを期待しています。

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