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古山まどかの団体レポート

国土緑化推進機構

この方にインタビューしました!

常務理事 青木正篤 さん

国民の想いから生まれた運動

まどか:
国土緑化推進機構は、どのようにして設立されたのですか。
青木氏:
昭和25年、国土緑化運動を国民運動として盛り上げ、推進するための組織として前身である国土緑化推進委員会が設立されました。全国的な植樹運動は昭和9年から活動があったのですが、戦中・戦後の混乱で20年、21年には中止されてしまったのです。第二次世界大戦後、緑を失い荒廃した国土だけが残され、緑を復活させようという国民運動が始まったのがきっかけです。

まどか:
国民一人ひとりの想いから、設立されたのですね。
青木氏:
そんな状況下で、第一回全国植樹祭(当時の名称は「植樹行事ならびに国土緑化大会」)が開催されました。“荒れた国土に緑の晴れ着を”というスローガンからも、国民の緑化思想が分かります。当時1000人程度だった参加者は年々増加し、昭和40年台後半には1万人を超えました。

まどか:
植樹祭はいまやとても有名な行事ですよね。そんなに長い歴史があるのは初めて知りました。
青木氏:
その活動の成果は、森を見て頂ければ分かります。土がむき出しになったはげ山のような緊急に植林しなければ災害の恐れのある山が、植樹祭を始めた当時は150万ha(千葉県の3倍ほどの面積)もあったのですが、半世紀を経た現在では、見事な森林を取り戻しています。
まどか:
昔の写真を見ると、とても日本とは思えない荒廃した状態ですね。豊かな森づくりへの想いは、次世代へ引き継がなければなりませんね。

変化する時代とともに

まどか:
設立から64年と長い歴史がある中で、どのような活動をされてきたのでしょうか。
青木氏:
それぞれの時代に合わせた森林保全活動ですね。国土緑化運動だけ見ても、世相が映し出されているのです。分かりやすいのは、国土緑化運動のポスターですね。全国の小・中・高校生を対象に原画と標語を募集しているのですが、戦後から現代まで、時代を物語っていて興味深いです。

まどか:
戦後のものは“ひとり一本国土の緑化”“一本を植える手先が国つくる”など、国土復興への強い思いを感じますね。
青木氏:
1970年代は公害問題が注目され、森林伐採による環境破壊が問題になり始めた時代でした。この時には“よごれゆく国土に緑を愛の手を”という標語が採用されています。
まどか:
最近のものでは未来や地球環境への関心が高まっているのが感じられますね。今後は増々地球規模での森林保全が大切になってくるのですね。

豊かな森林を、次の世代へ

まどか:
近年の具体的な取組みを教えて頂けますか。
青木氏:
初にお話した全国植樹祭は、今年の6月に第65回が新潟県で開催されました。そのような国土緑化の活動が推進されたことにより、いまや全国で1000万ha以上の人工林が造成され緑を取り戻しています。その森を守り、育てることの大切さを普及啓発するため、昭和52年からは全国育樹祭も開催されています。

まどか:
これからは、今ある森を継続して保全していくことが大切ですね。
青木氏:
そのとおりです。近年の森林保全活動は、植樹よりも間伐が主な活動です。豊かな森づくりのためには、林の中まで日が当たるようにするために、間伐も大切なのです。その間伐した木をどう有効に利用していくかが今後の課題ですね。
まどか:
森林保全=木を植える、というイメージはきっと多くの人が持っていますよね。それを変えるためにも、特に次世代を担う子ども達にはもっと知って貰いたいです。
青木氏:
そうですね。やはり持続可能な未来のため、自然と共生することの大切さを伝える活動は重要です。全国の高校生を対象とした「聞き書き甲子園」、幼稚園・保育園の子ども達を対象とした「森の教室」など、豊かな森林を次世代へつなげる取組みをしています。

まどか:
国産材需要の減少や、後継者不足などの問題がある今、次世代を担う子ども達に理解して貰うのはとても意義がありますね。
青木氏:
子ども達からその家族、そして地域へと広がってくれたらいいなと思います。あとは、もっと“森”を身近に感じて貰えるような活動をしていきたいです

まどか:
都会に住んでいると、なかなか難しいですよね。
青木氏:
森林は様々な役割を担っているので、私たちの暮らしに密接に関わっているのです。例えば、水です。雨水や雪解け水を、落葉が堆積した地面に浸透させてろ過し、その過程で養分を溶かし込み、川にきれいな水を安定的に供給しています。東京都は100年以上にわたって水道局が水源林を管理して、きれいな水を供給しているのですよ。

まどか:
なるほど。豊かな森林があるおかげで、地球温暖化を抑制し、暮らしに欠かせない安全な水を使えているのですね。そのことをより多くの人に意識して貰って、大切な森林を次世代に引き継いでいくことが大切ですね。
青木氏:
その通りです。「国民参加の森林づくり」を国土緑化運動の中心的な柱として積極的に推進していますが、国民一人ひとりが森林を自分のものと考え、それぞれの立場で、可能な方法で参加することが大切なのです。

団体情報

国土緑化推進機構

〒102-0093

東京都千代田区平河町2-7-4

砂防会館別館(B棟5階)

インタビューを終えて

緑の羽根募金、植樹祭など、既に良く知られた活動がある国土緑化推進機構さん。どのようにして作られ、長い年月活動されてきたのかは知らないことが多く、勉強になりました。 特に被災地支援の活動は始まったばかり、という言葉が印象に残りました。 このインタビューをきっかけに、森林に興味を持ってくれる人が増えるといいなと思いました。 緑の羽募金のお話はフォーカスを見て下さい(^_-)-☆

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