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古山まどかの団体レポート

スズキ・メソード(公益社団法人才能教育研究会)

この方にインタビューしました!

公益社団法人才能教育研究会会長
早野龍五さん

スズキ・メソードとは?

まどか:
スズキ・メソードは歴史のある音楽教育なのですが、設立当初のお話しをお聞かせください。
早野氏:
創始者の鈴木鎮一先生が長野県に疎開されていた縁で松本市に「松本音楽院」を設立したのがスズキ・メソードの出発点です。先生は、1930年代から江藤俊哉氏・豊田耕兒氏など、後に世界で活躍する優れたヴァイオリニストを育てましたが、それらの経験を踏まえ、子ども達に教えました。この教室で育った子どもたちと全国を講演と演奏をしてまわり、それに感動した人々が熱望して各地にヴァイオリン教室ができていきました。その後、同じ教育法でピアノ、チェロ、フルートの教室も始まりました。

まどか:
現在はどのくらいの教室があるのでしょうか。
早野氏:
国内では1350の教室を展開し、約1000人の先生から約2万人の子ども達がレッスンを受けています。また、海外では、国内をしのぐ高い評価を得ていて、世界46ヵ国に約40万人、特に米国では約30万人にのぼる子どもたちがスズキ・メソードによりヴァイオリンやピアノ、チェロ、フルートなどを習っています。
まどか:
凄い人数ですね。世界中で、松本から発祥した鈴木先生の思いが、今も受け継がれているのですね。

単なる音楽教育ではない、独特の幼児教育

まどか:
世界中で非常に高い評価を受けるスズキ・メソードの特徴は、どんなところなのでしょうか。
早野氏:
幼児が母語を覚えるように音楽に親しむ、「母語教育法」です。赤ちゃんは毎日繰り返し耳にしている言葉を、いつのまにか話せるようになりますよね。これを誰も特別なこととは思いません。母語が育つときと同じように、生活の中に良い音楽が溢れる環境をつくることから始めるのが、スズキ・メソードの特徴です。生活の中で繰り返し音楽を聴くことによって、楽しく自然にできるようになる。この教育法は先ほど申し上げたように世界46ヵ国に広がり、音楽だけでなくいろいろな分野に生かされています。

まどか:
世界に広がるきっかけは何だったのでしょうか。
早野氏:
第1回全国大会(1955年開催)を記録した映像が1958年にアメリカ合衆国オハイオ州オべリン大学で上映されたのがきっかけです。5歳~13歳までの子どもたち800名が演奏するバッハのドッペルコンチェルトを記録したわずか6分間のフィルムでしたが、これだけ大勢の子どもたちをこれだけ高い水準にまで教育するのは、誰にでもできるものではないと、弦楽器指導者に衝撃を与えたのです。その後、アメリカから多くの指導者たちが何度も松本を訪れ、その実体をアメリカに伝えるようになりました。

まどか:
特別ではない、普通の子ども達が大勢で立派に演奏する姿は、とても衝撃的だったのですね。
早野氏:
そして、1964年に行われた10人の子どもたちによる第1回海外演奏旅行(10チルドレンツアー)はフィルム以上の衝撃を与えました。私も、その演奏旅行に参加した子どもの一人です。私は、1956年から、松本音楽院でヴァイオリンを習い始め、創始者の鈴木鎮一先生に師事していたのです。その後、この10チルドレンツアーは30年間に世界20か国384都市を訪れ、どの国でもその演奏は大きな感動を呼びました。

まどか:
早野先生も10人の代表に選ばれていたなんて、驚きました。その演奏旅行が、それぞれの国でのスズキ・メソードの誕生に繋がったのですね。
早野氏:
とても貴重な経験になりました。小さい頃に、ヴァイオリンを通して“やり抜く力”をスズキ・メソードのお陰で身につけられたのかなと思います。目標に向かって頑張る力などを非認知能力と呼びますが、目標に向かって、粘り強く、できるようになるまで繰り返しやる、というスズキ・メソードの考え方は、まさに非認知能力を鍛えられます。
まどか:
生きていくうえでとても重要な力ですが、学校の勉強だけでは学べないことが、スズキ・メソードで学べるのですね。

これからのスズキ・メソード

まどか:
これからのスズキ・メソードの目標を教えてください。
早野氏:
私は2014年に(公社)才能教育研究会の理事になりましたが、今年の3月まで物理学者として大学で教授をしておりました。ヴァイオリンをやめてから全く違う道に進みましたが、振り返ってみると、あの時に身につけた力はその後の私の人生に大きく影響したと思います。音楽に興味があるお子さんはもちろんですが、生きていく上で重要な力を鍛えられるスズキ・メソードが、発祥の地である日本でもっと広がるといいなと思います。

まどか:
今回私は初めてスズキ・メソードの事を知りましたが、知れば知るほど素晴らしいなと思いました。
早野氏:
ありがとうございます。また、2018年に第54回グランドコンサートという大きなイベントがあり、国技館で3000人規模のコンサートを予定しています。

まどか:
3000人の子ども達が奏でる演奏は圧巻でしょうね。
早野氏:
東日本大震災の被災地の子どもオーケストラと共演するなど、色々準備をしているところです。鈴木先生の生誕120周年にもあたり、私も演奏に参加する予定もあります。皆で楽しみたいなと思っています。
まどか:
スズキ・メソードはこれからも多くの人に引き継がれていくのですね。コンサートも楽しみにしています。

団体情報

スズキ・メソード(公益社団法人才能教育研究会)

〒390-8511 長野県松本市深志3-10-3

インタビューを終えて

今回のインタビューは早野さんのご厚意で国際文化会館で行いました。 とても素敵な庭園と素晴らしい図書館、素敵なカフェなどで早野さんから、才能教育について伺いました。小さい時から何かに集中してやることがやり抜く力を育てるという言葉が印象に残りました。

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