読者とともにつくりだす「毎日メディアカフェ」
毎日メディアカフェでちょっと一息

  • ホーム
  • ニュース
  • 毎日メディアカフェとは
  • イベントカレンダー
  • イベントアーカイブ
  • アクセス

まどかの企業フォーカス

アサヒグループホールディングス株式会社

まどかの「企業フォーカス!」

東日本大震災で被災した宮城県東松島市の沿岸部の土地を有効活用し、大麦栽培を行うことで、地域産業の活性化を目指す「希望の大麦プロジェクト」。
今回は2014年から取り組みを開始したこのプロジェクトについて、これまでの経緯をご紹介します。

はじまりは、“津波で被災した土地をどうするか”

“復興を中長期的に応援したい”という思いのもと、アサヒグループは2013年から、復興庁を通じてアサヒグループの社員を被災地へと派遣してきました。
1期目の派遣としてアサヒビール(株)の伝田潤一さんの赴任先となったのが、宮城県東松島市で復興事業に関する中間支援組織“一般社団法人東松島みらいとし機構(HOPE)”でした。

HOPEの一員として、伝田さんは被災地の方々が抱える悩みや要望に耳を傾けました。そこで出た課題の一つが、「被災した土地を有効活用できないか」というものでした。この課題の解決策について議論していく中で、アサヒグループが事業で培ってきたビールや飲料などの原料である“大麦”に関する知見を活かし、海水を被って大きく被災した広大な土地で、“大麦”を育てることになりました。

「HOPEへの着任当時、被災沿岸一帯は全くの荒れ地で、これから先誰も住むことができないと聞いてショックを受けました。アサヒビール(株)の社員として以前に、一人の市民として東松島市の新しい未来を創りたいと思い、アサヒグループのリソースを結びつけたのが“希望の大麦プロジェクト”の出発点です。」(伝田さん)

とはいえ、まずは被災した土地で大麦の栽培が本当に可能かどうか確かめなければなりません。そこで2014年の春、HOPE職員の自宅の畑で30種類の種をまき試験栽培を行いました。
その後、様々な課題がありましたが、ひとつひとつクリアしながら、大麦栽培を着々と進め、2015年6月には、1.2トンもの大麦を収穫しました。

次なる課題は「収穫した大麦をどうするのか?」

次の課題は、収穫した大麦の商品化。大麦はそのままでは食べることができないため、何かしらの製品に加工することが不可欠です。
伝田さんのあとを引き継いで2015年からHOPEへ派遣されたのはアサヒビール(株)の宇野由希子さん。
大麦の商品化に向けて、宇野さんは現地で情報収集する一方、大麦を原料とした商品開発のアイデアを出し合うワークショップをアサヒグループ内で実施しました。
“知のボランティア”と名付けられたこの活動には40人の社員が参加し、普段の業務で培った知恵や経験をもとに活発な議論を重ねました。

商品化に向けて、宇野さんが奮闘した末、大麦のお菓子を専門に製造・販売する(株)大麦工房ロアと出会い、収穫した大麦の一部を洋菓子に加工してもらうことが決まりました。
さらに「地ビールがあったら嬉しい」という声を聞いた宇野さんは、地ビール会社に片っ端から連絡をとり、大麦を使った地ビールの製造について協力を求めました。
各醸造所に対して地道に交渉を続けた結果、宮城県の(株)加美町振興公社(旧・(株)薬莱振興公社)やくらい地ビール製造所で、地ビールの製造を行うことになりました。

「これまで東北に縁もなく、農業とも無縁で生きてきた自分にとって、このプロジェクトを進めていくことは困難の連続でした。しかし、協力してくださる方を手さぐりで探すうちに理解がどんどん広がり、ついにここまでたどり着きました。」(宇野さん)

最初のころは宇野さんが協力を求めて色んなところに連絡をとっても、実績がないために不審がられることも多く、会うことさえかなわないこともあったそうです。
まさにゼロからのスタートでここまで来たのは、並々ならぬ努力と熱意があったからこそだと思います。

そして、2016年2月に東松島市で地ビール『GRAND HOPE(グランドホープ)』が発売され、一ヶ月で3000本が完売するなど、好評を博しました。

真の産業化を目指して

“希望の大麦プロジェクト”は大麦の商品化がゴールではありません。
最終的に目指すのは、大麦の栽培や加工販売を東松島の産業「なりわい」として確立し、地域の「にぎわい」を生み出し、真の復興を遂げ、活気ある地域になること。
地元に入り込み、被災地の方々が抱える悩みや要望を本音で語り合える関係を築くところからスタートしたこのプロジェクトは、まさに“人と人との繋がり”で現在に至っているのだなと感じました。

しかし、三井さんもおっしゃっていたように、真の産業化の実現にはここからが大切です。
少しでも多くの人がこのプロジェクトを知り、様々な形で応援してくれるといいなと感じました。

【写真】2018~2019年3月に「希望の大麦」を使用した商品
左から
「クリアアサヒ東北の恵み」(アサヒビール)
「GRAND HOPE IPA」(加美町振興公社やくらい地ビール製造所)
「GRAND HOPE」(加美町振興公社やくらい地ビール製造所)
「の・ビール」(穀町ビール)
「大麦ダグワーズ」(大麦工房ロア)

この企業のインタビューページへ



毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

松田まどかのCSR担当者レポート

松田まどかの団体レポート

学びのフェス2017夏

SAVE the BLUE

         

NPO/NGO活動紹介

自治体による企業との取組

次世代を担う学生の活動紹介

活動レポート

毎日メディアカフェとは

毎日メディアカフェを使ってみませんか

協賛されたい企業の方へ

毎日LIVE

プレシーズ

学びのフェス2017夏

EVENT CALENDAR

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

関連リンク

毎日新聞

小学生新聞

15歳のニュース

15歳のニュース

MOTTAIANAI

毎日新聞 愛読者セット

イーソリューション

プレシーズ

ページtop