読者とともにつくりだす「毎日メディアカフェ」
毎日メディアカフェでちょっと一息

  • ホーム
  • ニュース
  • 毎日メディアカフェとは
  • イベントカレンダー
  • イベントアーカイブ
  • アクセス

イベントアーカイブ

お部屋が片づく「アドラー流お片づけ」講座

開催日:12月14日(月)13:00~14:30 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

 アドラー心理学を応用した「お部屋が片づく『アドラー流お片づけ』講座」が12月14日、毎日メディアカフェで開かれました。
 講師の丸山郁美さんは長野県出身。大学卒業後、ホテル業界に就職しましたが、妊娠と同時に退職。里帰り中に当時保育士だった母親から、アドラー心理学の存在を教わりました。子育てが始まってから思うように部屋を整えることができなくなり、「イライラママ」に。モノを捨て、部屋を片づけ始めるが、今度は部屋が片づいたとたん、散らかす家族を責めるようになってしまいました。通常の片づけノウハウだけでは幸せな家庭は築けないことを実感し、2008年からアドラー心理学のコミュニケーション手法を片づけに取り入れました。その結果、家族みんなの心にゆとりが生まれ、家のどこを見回しても「快」を感じる家庭になりました。その経験を生かして、片づけのプロである「ホームオーガナイザー」となり、12月9日、「あなたのお部屋がイライラしないで片づく本」(かんき出版)を出版しました。
 丸山さんはまず、片づけ情報の広がりと、自身の体験を語りました。
 「やましたひでこさんの断捨離、こんまり(近藤麻理恵)さんのときめきの片づけなど、片付け法が話題になっています。捨てる片づけのブームとともに、ミニマリストと呼ばれる生活スタイルを確立する人が出てきました。片づけノウハウの情報が山盛りですが、情報が出揃っていても、実際には部屋が片づかずに『こんな私はダメなんだ』と自分を責めている人は多くいます。私は『勇気づけホームオーガナイザー』として活動しています。私は片づけが苦手だったかというと、そうでもないのですが、子どもが生まれてから片づけができなくなりました。なんてできないお母さんなんだろうといらいらいました。お客さんが来るという日の前に、私が寝ずにがんばれば、家が片づきます。しかし、私1人でがんばっているのに家族は散らかす。どうしたよいのかと考え、アドラー心理学を取り入れました。私1人でがんばらなくても部屋が片づく。とても気持ちよい空間ができてきました。見渡したときに不快を感じるものが一切ないのです。快を感じるものばかりです」
 次に、参加者2人にペアを組んでもらいました。片方の人は「片づけようと思ったのはどんな時ですか」と質問します。相手の答えを聞いて、「なるほど」「それで?」「他には?」の言葉だけを言うというワークショップをしました。
 丸山さんは続いて、アドラー流片づけの基本を話しました。
「憶えていただきたいことは、三つあります。
1 自分の気持ちに気づく
2 その気持ちにだめ出しせずに対処する
3 自分を勇気づける。できたね、がんばっているね
 憶えることはこれだけです。お母さんは日々、細々したことをしています。何もできなかったという日がありますよね。何もできないと思う割には細々としたことをやっています。それになかなか気づかない。できたと思ったら、すぐに自分をほめます。現状と目的(なりたい姿)とのギャップが劣等感になります。『はじめてのアドラー心理学』という本を読むと、劣等感は誰でも持っているんだよということが書いてありました。自分だけが劣等感を持っているのではない。すごいと思われている人も劣等感を持っている。劣等感が向上心になるんだよ。それを聞くと、ほっとしませんか。私がお客さんの家に行くと、『すみません、ちょっと散らかっていて』と迎えられるのがほとんどです。その人は普段の片づけより頑張っているはずなのです。ちょっと寂しいと思うのですよね、いつも謝られて。『だめなんだな』と思っているのを、どうやってやる気に変えていくのかが問題です。家のことで、何にいらいらしますか。お皿がとりにくい、書類が重なっている、出窓に小物がいっぱいでほこりがたまる。では、本当はどうなったらいいかと考えます。いらいらしているということは、なりたい姿を持っているのです。本当はお皿をさっと取り出したい、書類は机の上に置きたくない、ほこりのない空間にしたいというのがあるのだと思います。不快があるということは、なりたい自分、ありたい自分があります。それを考えてほしいのです。じゃあ、どうすると、対処する。きれいな状態が必ずしも良いと私は思いません。今の自分にOKが出せているかどうかがポイントだと思います。例えば、ソファに洗濯物があって、2人しか座れない。2人しか座れなくてもいいなら、それでOKです。本当は3人座りたいからOKが出せないというなら、対処します。
 ステップは六つあります。
① イメージ
② 整理
③ 収納
これは家のシステム作りです。
④ 片付け
⑤ 掃除
日常やることです。
⑥ 見直し
 よりよく変わっていくために、どういう生活をしたいのかと、イメージすることから始めます。ビジュアルなイメージではなく、どういう行動をしたいのかを聞きます。主婦の方の7、8割は『1人でお茶を飲みたい』と言います。夫も子どもたちも出てこない。1人の時間を持ちたがっている。しかし、子どもが帰ってきたとたん、自分の時間はがらがらと崩れてしまいます。1人の時間は大事ですが、家族で何をしたいというのを想像してもらいます。何をしている時が幸せ?と考えてもらいます。アドラー流では、当たり前のことに目を向けてもらいます。いらいらしていると、日常にある幸せを感じにくくなっています。家族でいるって幸せだなと思う時間を増やしてほしいと思います。どんなものがあったらいいか、なかったらいいかを考えます。必要なものを収納します。片づく部屋が作れます。片づけ、掃除は日常やることです。家のシステム作りさえできていたら、片づけと掃除だけで回ります。システムの見直しは1カ月に1回です。私の家では片づけは夜、掃除は朝にしています。家族皆で声をかけてやっています。5分から10分で終わります。仕事をしている人は1週間に1回でいいと思います」
 ここで、ワークショップをもう一度しました。「最近片づけをしてみたところは」との質問をして、答えた相手には「できたんですね!がんばりましたね!」と声をかけます。
 ワークショップ後に講演再開。「できたんですねと言われると、いい気持ちになりませんか。自分に『できたよね』と声をかけてやってほしいと思います。家族へのアプローチ法を教えてほしいという声が多いです。子どもは分かりやすくて、『注目してもらいたい』のです。片づけをやっていない時に注目するのではなく、子どもが注目してもらいたい時、つまり片づけをした時に目を向ける。ティッシュをごみ箱に捨てた時、ちゃんと捨てたねと言う。何かやった時に見てくれると分かると、片づけだけではなく、料理など、自分でどんどんやる子になります。いるもの、いらないものですが、自分で必要なものが他人はそうではない。私の家族へのアプローチ法は、『相手のことは分からない』というのが大前提です。分からないから聞いてみなければならない。そこからスタートするので、会話が増えます。誰かが片づけなさいと命じるのではなく、横の関係でつながることです。心に余裕がないと、子どもや旦那さんにやさしい言葉をかけられません。『不完全である勇気』とアドラー心理学で言います。『片づけられない愛嬌を持っているお母さん』でもいいと思います。私は『物も家族も味方だよと伝えたい』と思います」
 講演後は質疑応答です。
Q 子どもが工作物が好きで、全部捨てたくないという。どうしたらよいのでしょうか。
A 子どもは勝手に捨てられると根に持つことがあります。娘が3歳の時に「ママが大事な物を捨ててしまうから」と言われたことがあります。娘に「捨てない」と約束しました。いっぱいになった時に、どうしたいと聞いたら、「すっきりしたい」と答える。そして、いらないものを捨てます。それを繰り返します。アドラー心理学では「共同体感覚」と言いますが、家族で考えることが必要です。
Q 20代後半の姉が転職して膨大な書類を持って帰って、テーブルやこたつが書類で占領されている。自分でも気づいているようなのですが。
A 「ソファの近くはきれいにしてくれてありがとう」と言ってあげる。お姉さんを攻撃するのが家族の理想ですか?それとも、転職して大変な時期だから、大目にみようというのが理想ですか?お姉さんは「たいへんだね」と言ってほしいのかもしれません。
 質問のほかに、赤ちゃんを連れた女性参加者から「自分を認めると、子どもにもやさしくなれる気がします」という感想もありました。
丸山郁美さんブログ:家族を味方につける「勇気づけのお片づけ」
http://kigaru-okataduke.seesaa.net/

毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトや毎日スポニチTAP-Iなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

松田まどかのCSR担当者レポート

松田まどかの団体レポート

学びのフェス2017夏

NPO/NGO活動紹介

自治体による企業との取組

次世代を担う学生の活動紹介

活動レポート

毎日メディアカフェとは

毎日メディアカフェを使ってみませんか

協賛されたい企業の方へ

毎日LIVE

プレシーズ

学びのフェス2017夏

EVENT CALENDAR

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


関連リンク

毎日新聞

小学生新聞

15歳のニュース

15歳のニュース

MOTTAIANAI

毎日新聞 愛読者セット

イーソリューション

プレシーズ

ページtop