「神田紫のビジネス力アップ講談教室」が8月4日、毎日メディアカフェで開催されました。
女流講談師の神田紫さんは講談歴40年、日本講談協会会長を務めたこともある講談界の重鎮です。毎月1回開かれている講談教室では、神田さんが講談の歴史や特徴を語った後、参加者が神田さんに習って講談特有のアクセントや強弱をつけ、講談本を語ります。神田さんは「口を大きく開いて講談を語ることにより話す力や表現力が身につき、ビジネス力アップ、日常の会話力向上にもつながります」と話します。
この日はまず、講談「真田幸村」。神田さんの講談語りに習い、「ぴしーり一鞭加えるや ハーイヨーッ」と、声を出してテキストを読みました。続いて、「範宴」という名前で修行していた僧侶、親鸞の物語「そば食い像」に挑戦しました。範宴は深夜、比叡山の宿坊を出て修行し、明け方に戻る生活をしていたところ、朝帰りの噂が立ちます。指導する僧侶は真相を知るために一計を案じる――という物語です。
次回は9月1日(火)午後6時30分から8時まで。参加無料。初めての方も歓迎します。
毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。