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日本選手団、メダルは何個? 担当記者が大胆予想

開催日:1月27日(日)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

毎日新聞記者報告会「日本選手団、メダルは何個? 担当記者が大胆予想」が1月27日、毎日メディアカフェで開催されました。
 毎日メディアカフェは東京五輪・パラリンピック開幕の目前となる6月まで、月1回、毎日新聞五輪・パラリンピック取材班による記者報告会を開催します。初回1月のテーマは「日本選手団、メダルは何個? 担当記者が大胆予想」。各競技の五輪代表も続々と決まり、日本オリンピック委員会(JOC)は東京五輪で金メダル30個を目標に掲げています。史上最多となる獲得目標は果たして手の届く範囲なのか、初夢なのか。これまでの日本選手団の強化の道のりを振り返りつつ、第一線で取材する東京本社運動部の小林悠太、村上正、松本晃の3記者が解説する報告会です。司会は運動部で五輪を担当する山本浩資編集委員が務めました。
 小林悠太記者は2006年入社。甲府支局、西部運動課を経て、16年から東京本社運動部。リオデジャネイロ五輪は現地で取材した。東京五輪では大会組織委員会の準備状況やJOCの強化方針など王道をカバーして、競技ではバドミントン、陸上、バスケットボール、バレーボールなどを担当。184センチの長身を生かそうと立教大時代はバレーボールに熱中していました。
 村上正記者は2007年入社。舞鶴支局、神戸支局を経て、大阪本社社会部では府警などを担当。17年から東京本社運動部に異動して、持ち前の粘り強い取材力で大会準備状況などの深掘りしてきました。競技はメダル有望競技として国民の期待が大きい水泳や、サーフィンを担当。16年リオ五輪を取材した感動から、長女に「リオ」と命名しました。元高校球児です。
 松本晃記者は2009年入社。宇都宮支局、政治部を経て16年10月から希望していた東京本社運動部に異動しました。政治部経験を生かして、大会準備に大きく関わっている政界や各省庁から情報を掘り起こしてくる寡黙なハンター。競技では日本のお家芸と言われている柔道、空手などを担当。大学はアメフト部で、卒論は「電車の座席位置と降りる早さの相関関係」。
 山本編集委員は1999年入社、運動部記者希望でしたが、支局の上司が警視庁担当出身者だったことから社会部・東京地検担当に。BS11に出向した期間は番組のプロデューサー、キャスターを務めました。中学はラグビー、高校は野球。リオは社会部記者として参加しました。
 はじめに、山本編集委員が「リオ五輪は私と小林、村上記者が取材に行きました。取材記者は約20人、取材記者室で取材しました。時差が20時間あり、徹夜することもありました。開幕の1面記事で、リオから東京への課題を書きました。それからもう4年。早いなと思いました。東京五輪はリサイクル100%のメダルがはじめて使われます」と話しました。
 山本編集委員と各記者のやりとりの際には、レゴブロックを使って各記者が気持ちを表すという趣向を凝らしました。
まず、それぞれの記者の思い出深い記事を尋ねました。
小林記者は「2017年ロンドン陸上世界選手権の男子競歩で、日本選手が銀と銅のメダルを獲得しました。レースの中盤でエースの選手が飛ばさずに若手選手をサポートしました。給水を渡してあげて、インコースを譲りました。それを見て、エースが金を目指すのではなく、メダルを2個確保しようという意思を感じ、チームワークの銀・銅という原稿を用意しました。終了後にすぐに確認して、締め切りに間に合うように出せました」と話しました。
 村上記者は「五輪サーフィン入場料漂流」という見出しの記事を示し、「サーフィンは無料で見る競技で、オリンピックになじまない。波がないと競技ができないので、中止になった場合の値段をどうするかで、喧々諤々の議論がありました。結局、3000円になり、中止でも払い戻しはないが、フェスティバルに参加してサーフ文化を知ってもらうことになりました」と述べました。
 松本記者は「五輪2連覇、斉藤仁の息子 『鬼』の遺志、16歳立つ」という長文記事「ストーリー」をあげました。中学1年生で父を亡くし、いま柔道の道を進む柔道の斉藤立(たつる)選手の物語を描きました。文中に次の表現があります。「成長したのは畳の上でだけではなかった。悲しみに三恵子さんがうつむく時、立は仁さんが愛用した形見のジャンパーに袖を通し『ハグして(抱きしめて)いいよ』と、そっと背中を差し出した」。「読者から感動したとお手紙をいただきました」と振り返りました。
 金メダルの目標30個は「各競技団体の強化担当者からヒアリングし、そのままだと高い目標を言う団体がいるので、現実に近い数字を立てた」とのこと。過去最高は1964年東京と2004年アテネの16個です。
 小林記者の予想は16個(柔道4、レスリング3、バドミントン2、陸上2、クライミング、空手、スケートボード、セーリング、野球が各1)。「リオの12個に日本が得意な追加競技4個を加えた数です。16個でも史上最高タイです。リオでは体操の内村航平選手のように顔になる選手がいましたが、代表の勢いをつける選手が減っている。銀、銅はぽっと出の選手が取れるが、金はなかなか取れない。金メダルの有力候補はバドミントンの桃田賢斗選手は世界レベル16大会のうち11大会で勝利しています。手首が安定していてスタミナがある。交通事故の影響だけが懸念材料です。駆け引きを大事にするので、コートから離れた影響がどうなるか。競泳は全体の底上げができていない。体操は内村世代の後が育っていない」と厳しめの評価でした。
 村上記者は35個(競泳5、柔道5、レスリング4、空手3、陸上3、バドミントン3、スケートボード2、スポーツクライミング2、カヌー、自転車、テニス各1)と高い数字をあげました。「自国大会で盛り上がり、選手が実力以上の力を出す。ボーダーラインの選手もがんばると思います。開会式の翌々日に男子競泳400m個人メドレーがあります。瀬戸大也選手が金メダルを取って、一気に勇気を与えるのではないか。野球で言えば、先頭打者ホームランです」との読みを述べました。
 松本記者は中間の25個(柔道6、レスリング3、バドミントン3、空手3、競泳2、陸上2、テニス1、トランポリン1、セーリング1、クライミング1、スケートボード1)。「担当する柔道の世界選手権(昨年8月)で盛り上がったのは100kg超で原沢久喜選手が決勝に進出したときです。100kg超はフランスの選手が2連覇しており、それを倒すのが悲願です。柔道混合団体は男女6人で戦います、男女バランス良くいる国が少ないので金メダル確実だと思います。女子52kg級は阿部詩選手が期待できます」と語りました。 
 金ではなくてもメダルが期待される競技、選手として、小林記者は「メダル総数41個が過去最高です。裾野は広がっているので、メダル総数は増えると思います。男子競歩50kmは金銀銅独占がありえます。札幌で開催されるのですが、1972年札幌五輪男子スキージャンプの『日の丸飛行隊』の再現があるかもしれません。競歩は2015年以降、大きな大会ではメダルを取り続けています。ひざを伸ばし、片方の足は地面についているというルールがあり、地道にという日本人の特徴に合う競技です。バドミントンは男女シングルス、ダブルス、混合ダブルスの全5種目でメダルが期待できます。自転車トラックは静岡県の拠点で集中強化しています。男子サッカー、ゴルフ、テニスは五輪より格付けの高い大会があり、トップ選手のモチベーションに差がある。メダルを取りたい気持ちの強い日本選手に有利だと思います」と展望しました。
 村上記者は「男子高飛び込みの玉井陸斗選手に期待しています。13歳ですが、世界チャンピオンになる逸材だと言われています。昨年シニアデビューしたばかりですが、競技前に配られる技の構成を見て、記者たちが驚きました。世界最高レベルの難易度です。初出場で初優勝しました。小学校5年生から始めたので伸びしろが大きく、一気にメダル候補になりました。飛び込み界ではメダルがなく、獲得すれば初めてです」と話しました。
 松本記者は「柔道は金メダル候補以外もみなメダル候補です。柔道のルールが変わり、技でポイントを取るのが得意な日本に有利になりました。空手の西村拳選手は父が元世界チャンピオンです。世界ランキング3位で、メダルに絡める選手になってきました」と述べました。
 山本編集委員は「記事には記者の情が入ってきて行間に現れます。記者の名前を思い出して記事を読んでください」とまとめました。
 最後に、小林記者は「オリンピックはスポーツの大会であると同時に、お祭りのような雰囲気があります。選手村公開の日に取材に行きましたが、世界中のアスリートが一堂に会し、生活している雰囲気が独特で、選手の目の色、動きが違う。ここまで本気でやるのかという命がけの情熱を感じます。競技を生で見ると情熱が伝わると思います。私も情熱を持って取材します」と抱負を述べました。
 村上記者は「レガシーという言葉があります。1964年東京五輪は新幹線、首都高などです。暑さ対策が講じられますが、東京で暮らす人が考える課題だと思います。東京への一極集中の解消、テレワークの推進など、オリンピックが寄与することがあると思います。東京が変わるきっかけとなると思います」と語りました。
 松本記者は白のレゴブロックを掲げ、「過去に取材したことがなく、どう感じるか。これから白いキャンバスに色が塗られていくイメージです。新型コロナウイルスなど不確定な要素もあり、どうなっていく分からないオリンピックだということを、白で表現しました」と話しました。
 質疑応答では、質問が相次ぎました。厚底シューズ問題では、小林記者が「選手の足のタイプが違い、それぞれに合った靴を選んでいます」と説明しました。新国立競技場について、松本記者は「昨年12月、内覧会に行きました。47都道府県から木を集めています。日本らしい特徴のあるデザインだと思いました。節約のため、パイプが見えているところもあり、むしろ親近感を感じました。観客席は下に行くほど勾配がゆるくなっていて、距離が遠い感じがなく。見やすいスタジアムだと思います」と評価しました。
 次回は2月27日、マラソンをテーマに開催します(近日、告知開始予定)。

 


 


 



 


 

 


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