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希少難病支援「クリスマスチャリティーコンサート」

開催日:12月10日(火)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:その他

毎日メディアカフェのイベント「希少難病支援クリスマスチャリティーコンサート」が12月10日、毎日ホールで開かれました。
 希少難病は、希少疾患とも言われ、患者数が少ない疾患のことです。希少難病は約6,000~7,000種類あるとされ、希少難病全体の患者数は700万人にも上ると言われています。そのうち、国が「難病の患者に対する医療等に関する法律」で療養の維持向上を目的とした指定難病は330疾病にすぎません。また、それぞれの疾患の患者数が少ないため、研究者、対応できる医療従事者の数が少なく、治療薬の開発などが十分とは言えない状況です。希少難病の患者、その家族、医療従事者、研究者をつなぐ活動をしている団体に、「NPO法人希少難病ネットつながる」があります。コンサートは「NPO法人希少難病ネットつながる」支援を目的に企画しました。
 コンサートの出演者はヴァイオリン、ビオラ奏者で作曲家の穴澤雄介さんと、打楽器奏者の高木将雄さん。穴澤さんは心臓と目に障がいを持って生まれ、高校時代にほぼ視力を失い全盲になりましたが、ヴァイオリン、ビオラの一線級奏者として活躍しているミュージシャンです。毎日新聞社発行の点字新聞「点字毎日」に、おすすめ新譜CDを紹介する「幅広おすすめCDレポ」を連載しています。高木さんはふだんから穴澤さんとともに演奏活動をしています。2人は2016年に熊本・大分地震被災者支援コンサート、2018年に西日本豪雨被災者支援コンサートを毎日メディアカフェで開催しており、チャリティーコンサートは3回目になります。
 最初に、「NPO法人希少難病ネットつながる」の香取久之理事長が挨拶しました。「私自身が希少難病の当事者であり、かつステージⅣのがん患者です。抗がん剤治療の5クール目を受けたばかりで、顔色が悪いかと思います。私たちは伝える、つながる、実践するという言葉をモットーに活動を続けています。ヘルプマークの普及啓発活動をしており、毎日メディアカフェでも2018年3月に登壇させていただきました。希少疾患について知らない方が多いので、ちらしを配ったり、私が講演したりしています。イベントも開催しています。当事者として地道に伝える活動をすることが大事だと思っています」と話しました。
 この後、コンサートが始まりました。オープニングは「いちご畑と青い空」。NHKラジオ「ともに生きる」のテーマ曲になった自作曲です。次は「となりのトトロ」をはじめとしたスタジオジブリのアニメの曲を次々に演奏するジブリメドレー。さらに、文京区立森鴎外記念館との縁から誕生した森鴎外の小説を題材に作った曲を「舞姫」を演奏しました。舞姫は日本の留学生に恋したドイツ人女性エリスが、彼の突然の帰国に衝撃を受けて精神を病むという小説です。「鴎外の実体験を小説にしたと言われています。鴎外は欧州留学
ドイツでダンサーといい仲になり、子どもが生まれました。鴎外は国費留学していたので、一人で帰国してしまいました。それからも文通はしていました。エリスのことをずっと想っていたようです。一生思い続けているということを音楽で表現しようと思いました。点字の楽譜というのは、字や数字、音などを6点の組み合わせで表現します。エリスを点字で表すと、音ではミソドになります。この曲には、ミソドの音が何回も出てきます。何回か自分でも分かりません(笑い)」
 「この時期になると、各地でベートーベンの交響曲第9番が演奏されます。第4楽章『喜びの歌』をジャズ風に編曲した作品です。交響曲(シンフォニー)という日本語を作ったのは鴎外ではないかという説があります。鴎外の文章で、ベートーベンの第九とモーツァルトのジュピターのことが書かれています」。こう話して、「喜びの歌」を演奏しました。 前半の最後は穴澤さんの代名詞ともされるピアソラの名作「リベルタンゴ」。盛大な拍手に包まれました。
 後半の最初はクリスマスにふさわしい「ホワイトクリスマス」。サンバ風アレンジです。次に、座っての演奏。「ループマシン」という、音を録音して繰り返し再生する機械を使って、一人で「かえるの合唱」を演奏しました。ループマシンにより、合奏のようになります。ドリカム(ドリームズ・カム・トゥルー)の「うれしい!たのしい!大好き!」も演奏しました。「高木君はドリカムのドラマーになることが夢だったそうです」とコメントしました。
 ここから、チャリティーコンサートについて話しました。「チャリティーのきっかけは東日本大震災です。私は千葉県の出身です。父は福島県会津の出身です。震災の後、何か東北に恩返しできないかと考えました。がれきの片付けでも何でもしたいという思いだけはありましたが、それができません。音楽演奏に行っても、足手まといになるのではないか。何もできない自分を腹立たしく思いました。何日か考え、義援金を集めるコンサートを開くことを思いつきました。インターネットで呼びかけたら、多くの声がかかり、1カ月に30カ所以上でコンサートを開きました。次の曲は東北のみなさんへの気持ちを込めて作った曲です」。演奏されたのは「共助(私にできること)」。温かみのあるメロディーが奏でられました。
 ラストは「虹の待つ明日へ」。日本点字図書館発行「にってんデイジーマガジン」テーマ曲です。「にってんデイジーマガジンは録音雑誌です。視覚障がい者は必ずしも全員、点字を読めるわけではありません。そこで、録音雑誌があります。どんなイメージの曲にしましょうかと尋ねたら、『2020年のオリパラにもつながるスポーティーな曲で、同時に、視覚障がい者の人たちがマイペースで生きられて、自分がヒーローだと実感できるような曲がいいです』と言われました。どんな曲にするか迷い、自分の体験を振り返りました。私は目だけではなく、心臓にも障がいがあり、心臓手術を3回受けました。子どものころは運動ができませんでした。心臓手術を受けて、心臓の調子が良くなった後、以前はできなかったことをしてみようと思い、走ってみることにしました。目が見えないので、ジョギングはできません。そこで、ルームランナーを買いました。少しずつ練習時間を延ばしました。昨年6月24日、荒川河川敷で行われたフルマラソンを走りました。6時間制限のマラソンで、5時間58分で完走しました(会場から大きな拍手)。自分の挑戦を思い描いて書きました」と語り、「虹の待つ明日へ」を演奏しました。
 アンコール曲は参加者からの「やさしい曲を」というリクエストに応え、「星に願いを」を演奏しました。
会場では募金箱が設置され、来場者が寄付しました。「NPO法人希少難病ネットつながる」から寄付者全員に、ヘルプマーク応援ソング「あたたかい未来」、“つながる”ことの大切さや想いを歌った法人テーマソング「つながり」など全4曲を収録したオリジナルCDがプレゼントされました。寄付金は合計11万5600円(うち5500円は穴澤さん、高木さんがCD売り上げの一部を寄付しました)。香取理事長に渡されました。
NPO法人希少難病ネットつながる
https://rdnet.jp/
穴澤雄介公式サイト
http://www5b.biglobe.ne.jp/~anazawa/



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毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

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