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誰でも野球が楽しめる「ユニバーサル野球」開発報告会&体験会

開催日:5月29日(水)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

毎日メディアカフェのイベント「誰でも野球が楽しめる『ユニバーサル野球』開発報告会&体験会」が5月29日、毎日ホールで開催されました。
 「ユニバーサル野球」を開発したのは堀江車輌電装株式会社です。報告会では、同社の堀江泰社長と、障がい者支援事業部の中村哲郎さんが話しました。聞き手は、山口一朗・毎日新聞社オリンピック・パラリンピック室委員が務めました。
 堀江さんは堀江車輌電装株式会社代表取締役。私立聖望学園高校卒業。2000年入社。車両の現場で7年間働き、2007年に常務取締役、2012年に第4代の代表取締役に就任。代々続く車両事業の拡大の一方で、2015年には障がい者支援事業、2016年にはM&Aによりビルメンテナンスを手がけ、事業を多角化しています。人への想いと経営理念である「柔軟な発想と実行力で、広く深く社会に貢献する企業」を軸に取り組んでいる39歳。埼玉県出身です。
 中村さんは堀江車輌電装障がい者支援事業部。春夏合わせて50回の甲子園出場を誇る高校野球の名門・北海高校(北海道)の元選手。障がい者スポーツのボランティアを通じて、パラリンピック日本代表選手などとの幅広い人脈を持っています。東京都から受託した特別支援学校施設でのパラスポーツ体験事業などを担当する傍ら、障がいのある子もない子も誰もが平等に戦えるスポーツとして「ユニバーサル野球」の開発に取り組んでいます。51歳。北海道出身です。
 堀江さんは障がい者支援事業を始めたきっかけについて、次のように話しました。「堀江車輌電装は51期を迎えた電車のメンテナンスの会社で、障がい者の就職支援、ビルメンテナンスの事業もしています。2013年、知的障がいのある少年のサッカーの動画を見て衝撃を受けました。日本代表の選手が戦っている姿に感動して、障がい者サッカーのことを調べました。日本知的障がい者サッカー連盟のことを知り、ボランティアをさせてくださいとメールしました。知的障がいのことを当時はよく知りませんでした。自分に何ができるかも分からなかった。連盟の方に会社に来ていただいて、個人的にできることを洗い出し、お金を集める、ホームページを改良する、グラウンドを確保するといったことを、一つひとつ支援してきました。選手や家族から話を聞く中で、『ボランティアでできることには限界がある。会社の事業として本格的に支援しよう』と考え、障がい者支援事業部を設けました。電車の仕事をしていた会社がユニバーサル野球を開発したというのは、自分の想像を超えることです」
 ユニバーサル野球の開発は、中村さんと出会ったことから、始まりました。「障がい者支援事業部を設けたとき、『感動しました、自分の人生を障がいのある方に捧げたい』という(中村さんからの)メールが入りました。少し怪しい人かと思い(笑い)、すぐに調べました。障がい者ソフトボールにかかわっていることが分かりました。北海道から訪ねてきて、熱い想いを語って涙を流して帰っていきました。2週間後に、彼に会いに北海道に行って、ラーメンを食べてカフェでコーヒーを飲みながら3時間、障がい者支援について語ったというつながりです。彼には奥様と子どもがいたし、社内ベンチャーで十分な給料を払えないが、それでもいいかと言ったら、単身で来て、自分で家を借りました」
 中村さんは東京都立小平特別支援学校でのスポーツ支援で、重い障がいのあるハルヒ君に出会いました。「中日ドラゴンズのファンのハルヒ君に、野球をやらせたいなと思いました。それが2年前です。バッティングマシン1号機を作りましたが、何割かの子どもは力が足りずに押せない。それでも、お母さん方からよく作ってくれたと感謝されました。2号機はひもを引っ張って放すとスイングするマシンです。これもできない子がいたので、3号機はピンを抜いたらバットが振れるようにしました。1cm指が動けばいい。野球盤があれば戦えます。子どもたちは『野球がやりたい』というビデオメッセージをくれました。今年2月、4号機ができました。3月には小平特別支援学校で野球盤試合をしました。そこで、アドバイスをたくさんいただき、今日のもの(バージョン3)になりました」
 野球盤の素材は段ボール。ジグソーパズルのように組み立てます。本塁からセンターフェンスまでは6m。市販の野球盤(約60cm)の10倍の直径で、一般的な野球場(120m)の20分の1に当たります。
 参加者の来場の際にバッターボックスに立つ希望者を募ったところ、30人が申し込みました。選手は赤と青の帽子をかぶり、1塁側、3塁側に分かれました。アナウンスは現役の野球場の「ウグイス嬢」であるアナウンサー高橋みずきさん。普段は社会人野球などのアナウンスをしています。「3番 ファースト ひろし」などと、球場と同じアナウンスが会場に響きました。応援歌が流れ、拍手、歓声がわき、球場そのものの雰囲気です。選手は自分の名前を呼ばれると、バッターボックスに入り、ひもを引きました。ボールの置かれた円盤は45秒で1周します。ボールがバットに近づいたときから遠ざかるまでのどこかのタイミングで、ひもを引きます。早くひもを引きすぎて空振りする人もいます。バットの横を少し通り過ぎた時点でひもを引くのが良いようです。ホームランを打った選手には、ひときわ大きな拍手が贈られました。
 ボールはアルミ製。「ゲームセンターで見つけた」そうです。中村さんは「カキーンという音が出ない。音も野球の大切な要素なので、カキーンと音の出るボールの開発に協力してほしい」と訴えました。
 質疑応答では、「感動しました。学校や企業の研修で使いたい」と、運搬方法や費用を尋ねる質問が相次ぎました。堀江さんは「車での運搬が可能です。費用はこれから決めますが、できるだけ価格設定を抑えたい」と答えました。
 最後に、中村さんは「全ての子どもたちがスポーツを楽しむ国であってほしい。多くの方にやってもらうには、学校というフィールドがいい。授業の一環でも、レクリエーションでもいいが、使わせてほしい」と呼びかけました。
 堀江さんは「今日いただいた貴重な意見を反映させたい。自分たちも楽しむというのが会社のスタンスです。アイデアが生まれて、半年でここまで漕ぎ着けました。当事者、支援している人が皆で楽しめるユニバーサル野球を広げていきたい。まだ8割なので、10割の完成形を目指します」と話しました。



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