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あなたもできる「勝手に観光協会」~見知らぬ土地を十倍楽しむ方法

開催日:4月19日(金)18:30~20:10 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

近未来研究会が企画したセミナー「あなたもできる『勝手に観光協会』~見知らぬ土地を十倍楽しむ方法~」が4月19日、毎日メディアカフェで開催されました。
 講師は近未来研究会メンバーで、久米繊維工業相談役(前社長)の久米信行さん。久米さんは一般社団法人墨田区観光協会発起人理事、多摩大学客員教授。1963年東京都墨田区生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。1935年創業の国産Tシャツメーカー久米繊維工業3代目社長(現相談役)時代に、インターネット活用で生き残りを図る。企業向けICT活用の講演・研修を全国で行いながら、各地の魅力を発信するうちに「勝手に観光協会」に。その経験を地元の産業・観光・文化一体となった地域づくりに生かすべく、東京商工会議所墨田支部副会長、一般社団法人墨田区観光協会理事、公益財団法人墨田区文化振興財団評議員として活躍。2020年4月墨田区で開学予定の「i専門職大学」(仮称)では、専任教員となり留学生も含め[勝手に観光協会」の増殖を目指しています。
 久米さんはまず、「勝手に観光協会」とは何かを、「ある地域を熱愛する人が誰に頼まれることなく、報酬をもらうことなく、その地域を愛してくれそうな人たちのために、自分が好きな場所で、好きなモノ・コト・ヒトを自分自身で好きなように案内する行為のこと。   SNSでの勝手に情報発信も含む」と定義しました。
 参加者がどれだけ地元に関心があるかを知るため、久米さんは16項目の質問をしました。「インターネットで地元の検索をしたことがありますか」「食べログなどで、紹介されている店を知っていますか」「地元の名所は、すべて行ったことがありますか」「地元の美味しい店は、すべて味わったことがありますか」「なるべく地元の製品を、地元で買うようにしていますか」「ガイドには出ていない、とっておきのスポットがありますか」「地元の素晴らしい点をネットで積極的に発信していますか」といった質問です。比較的多くの手が上がり、久米さんを驚かせました。
 続いて、自己紹介を兼ねて、近年の活動を話しました。「東京スカイツリー×北斎×ものづくりの街の墨田区で、久米繊維は創業84年です。墨田区はスカイツリーができるまで観光客がほとんどいない街でした。久米繊維はTシャツメーカーです。構造不況業種のIT活用ということで、1997年日経インターネットアワードを受賞しました。それから全国に公演旅行するようになり、観光通になりました。2008年にはドイツ文化センターの招きでドイツに行きました。2009年墨田区観光協会の発起人理事になりました。2010年のAPEC中小企業サミットでは日本代表になり、ゲストに久米繊維謹製の北斎Tシャツを配りました。2012年に墨田文化振興財団評議員になり、すみだ北斎美術館で『世界の墨田区へ』を目指しています。同年、新日本フィルハーモニー交響楽団評議員になりました。『すみだトリフォニーホール』は本格的なクラシックのホールです。以前はジャズばかり聴いていたのに、今はクラシック音楽なしではいられないほど好きになりました。2017年に多摩大学でSNS論客員教授になり、インスタグラムで地元を発信する『勝手に多摩観光協会』を進めています。2020年設立予定の『i専門職大学』で観光地域づくりに取り組みます」
 続いて、「見知らぬ土地を10倍楽しむ方法」を語りました。「勝手に観光協会を目指すならば、まずは自分自身を歓喜させられる旅の達人になりましょう。未知への探求=旅をすることで、世界の今に出合えます。スウェーデン外交150周年『北斎』ミッションで、スウェーデンを訪れました。新作能『北斎』は即日完売で、若い人の姿が目立ちました。北斎展は1日1000人以上が来場しました。みんな北斎や日本が大好きなのです。NHK朝ドラの舞台になった恵那には、外国人がたくさん来ています。インバウンドの決め手はオリンピック・パラリンピック、ラグビーワールドカップだけではありません。北斎、マンガ、アニメ、他にもあります」
 「旅の楽しみは目的の多様さに正比例します。私は電線クラブ、水面クラブ、聖樹巡礼、電灯クラブなど密やかな楽しみをたくさん持っています。うまい、こだわりのそば屋、農園レストラン、ふるカフェは日本中どこにでもあります。旅の達人は地元の日常にさえ非日常を見出します。観雲クラブは私1人だけです(笑い)。水面クラブもあります。目黒川の桜の花筏(はないかだ)はきれいです。旅の目的は観る、食べる、体験する、買い物する。どんな田舎に行ってもいくつかあります。脳のパラボラ力×心のズーム力=旅の達人力です」
 旅の楽しみは旅の最中だけではなく、その前後にあると、久米さんは説きます。「プレ旅は妄想空想、情報収集、計画予約です。今はとんがったオタク本がたくさんあります。『ことりっぷ』で女子感覚のかわいい旅を企画するのもよいでしょう。現地で買い求めたタウン誌発行の特集本はわが家の宝物です。アニメ聖地の集客力を体感するのもお勧めです。旅行中は偶然堪能と感動記録です。ふとひらめいたら、予定を即変更します。何でもスマホで撮影し、その場でSNSに投稿します。ポスト旅はキーワードと印象をSNSに投稿し、A4で1~2枚のレポートにしておきます」
 続いて、「勝手に観光協会で活躍する方法」として、「私の夢は、墨田区が日本で最初に訪ねたい街になることです。墨田区は旧いものと新しいものがあります。オールド・ミーツ・ニューといわれています。私の観光地域づくり実践論は次のようなものです」と語り、次のような項目を示しました。
・公主導のブランディングより民主導のブランディング
・個別企業・団体の自助努力なくして地域ブランドなし
・悪平等の全体主義ではなく、先進企業から勝手に前進
・ヨソモノ+ワカモノ+バカモノの知恵と元気を取り込む
・とりわけ女性+学生+外国人の力を活用する
・シニア+マニア+ジュニアを生涯のお客様に
・日本でこそ作りえる+ご当地だけで楽しめる一社一品運動
・また買いたくなる×味わいたくなる=リピートしたくなる
・海外の人まで喜ぶクールジャパン=環境品質×文化品質
・ICT活用=勝手に観光協会が発信してネットコミを蓄積する
 久米さんは「ニセコの衝撃(北海道ニセコ町に多くの外国人が移住している)は、一人の外国人が世界一のパウダーだとつぶやいたことが始まりです。町のブランド委員会は外国人が半数を占めます。スキー場は外資が経営しています。景観と環境を守る規制をしています。1泊20万円のホテルが人気を集めています。世界のスキーリゾート賞を独占するほどになっています」とも話しました。
最後に、地元通になるためのレッスンとして、次のように話しました。「徒歩や自転車で地元を探検し、近隣マップを作成します。私は墨田区勝手に観光協会マップをFacebookの表紙にしています。墨田区では、スミファ(すみだファクトリー)自転車ツアーという路地裏の町工場&名店めぐりがあります。次に、近所の魅力を味わって積極的にSNSで発信します。インスタグラムは写真センスが鍛えられます。お客様を観光ガイドする、ガイドに載っていない穴場を見せる、地元の達人と交流することもよいでしょう。勝手に観光協会のメリットは、案内してもらった人にとっては、正規の観光協会が案内するよりも面白い。案内した人にとっては、自分の愛するものを愛する人に伝える喜びです。自分自身が発信しなければ地元は変わりません。地域のブリッジパーソンを目指しましょう。働くように遊ぶ人、遊ぶように働く人がブリッジパーソンです。楽しみながら地方創生×自己実現をしましょう」
 次に、東京東信用金庫吾嬬支店の執行役員支店長、小川和久さんが話しました。「東京東信用金庫、通称ひがしんの本店と本部が墨田区にあります。両国の本部建物には、『ようこそ北斎のまち すみだへ』という垂れ幕をかけています。地域との多彩なコミュニケーション活動に取り組んでいます。ひがしんは9人制バレーボール部が強く、バレーボール教室を開いています。高校生ドリームプランコンテストは、区内4高校と連携して商店街活性化のプランを考えます。ひがしんビジネスフェアでは、20信金の取引先が出店し、1日9000人以上が来場します。ひがしん『わいわい俱楽部』は年金受給者向けの情報誌で、るるぶと連携しています。墨田区のカフェやパワースポットの紹介が掲載されています」
 久米さんが「母親が年に何回も、ひがしんの芝居や旅行に行っています。旅行は近くの支店に集合するので楽です。信金は旅行代理店だということはあまり知られていません。東日本大震災・東京電力福島第1原発事故の後、ひがしんが真っ先に福島県・会津にツアーに行ったのが格好良かったですね」とコメントすると、小川さんは「大型バスが入ってきたのは震災後、初めてだと感謝されました」と振り返りました。
 この後、墨田区商店街連合会事務局長で、一般社団法人てんてん代表でもある井上佳洋さんが話しました。連合会は42商店街で構成されます。連合会とは別に、「てんてん」が設立されました。「商店街には約1000店舗あり、何かをしようとしても、なかなかまとまりません。そこで、てんてんを設立しました。店(てん)と店をつなぐという意味です。なべ料理を集めたイベント、橋の上で仮装行列、綱引きなどをした『お江戸のハロウィン』、 
ラーメン激戦地となった錦糸町でのラーメンスタンプラリー、すみだの花見酒、競馬のジャパンカップに合わせた『ジャパンカップでパン祭』などを実施しました。今は約40店が参加し、LINEで情報共有しています。懇親会、勉強会もしています。やりたいことができるので、楽しくやっています」
 3人の話の後、参加者との活発な質疑応答がありました。最後に、久米さんは「これを機に墨田区に興味を持っていただき、遊びにきてください」と呼びかけました。
 久米さんfacebook
https://www.facebook.com/nobukume



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毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

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