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備えあれば憂いなし~「神経」を鍛えて転倒予防~

開催日:3月22日(金)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

健康セミナー「備えあれば憂いなし~「神経」を鍛えて転倒予防~」が3月22日、毎日メディアカフェで開催されました。
 自分の足でしっかりと歩き続けるためには、病気にならないことはもちろん、怪我をしないことが大切です。高齢者の怪我の原因として多いのが「転倒」です。実際に65歳以上の要支援・要介護になる原因の一つに転倒があります。転ばないためには日頃の運動がとても大事です。身体を動かすのは筋肉です。その筋肉を動かすのは「神経」です。このセミナーでは、柔道整復師で呉竹学園東京医療専門学校柔道整復科専任教員の加藤栄二さんが神経に特化した転倒予防の体操の仕方を伝授しました。
 加藤さんは立川市から依頼されて、転倒予防の体操教室をしてきました。まず、転倒予防が必要な三つの要因を語りました。「一つは超高齢社会です。平均寿命は女性87歳、男性81歳です。健康寿命はそれよりも10歳近く少ない。次に、要介護・要支援者が右肩上がりに増えてきています。要介護の原因は脳疾患、認知症、高齢による衰弱が多く、骨折・転倒は12.2%で第4位です。転倒を予防すると、要介護になる人が減ると考えられます。40歳を過ぎると、体が変形しています。運動と体力のバランスがとれていない。体操で体の変形を遅らせることができるのではないか。認知症にも体操が効果あると言われます。三つ目はQOL(quality of life)、生活の質の向上です。自分の体を自分の思うままに動かせる方がいい。体操教室を入り口にして、運動を習慣化してほしいと思います」
 続いて、加齢による体の変化について説明しました。「骨は骨量の減少から骨粗しょう症、関節は関節軟骨の減少から関節の変形、筋は筋肉量減少から筋力低下、身体機能低下になります。神経は興奮の伝道・伝道速度の低下が起こります。刺激に対する反応時間が遅れます。筋力トレーニングの効果はトレーニングの仕方によって異なりますが、効果が得られるのは3カ月程要するとされます。神経の伝道速度は20歳を100とすると80歳だと85に低下します。15%の減少です。運動神経の時速は252㎞~432㎞とされ、15%低下するだけで50~100km近く神経の伝導速度が遅くなるのです。筋肉を鍛えても身体を動かすのは神経です。神経を鍛える方が手っ取り早いのです」
 この後、「転倒予防の体操教室」に入りました。まず、準備体操です。注意事項として以下を挙げました。
・息を止めない
・大きな声で数を数えながら行う
・姿勢を維持する
・こまめな水分補給
・痛みのない範囲でおこなう
・無理な動作は行わない
 「自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は動物が狩りをする時に働く神経です。副交感神経はリラックスしている時に働く神経です。まずは深呼吸です。交感神経を働かせるため、腹式呼吸はせず、胸で息を吸うようにしてください。運動前に静的ストレッチを行うと副交感神経が活発になります。副交感神経が活発になることで筋肉は緩み、反応速度は低下します」
4秒ずつ首を左右に動かす、右手で左膝、左手で右膝をなぞる、手で膝を抱えて持ち上げるなどの準備体操をしました。
 次に、中枢神経系の姿勢制御システムを意識した「転倒予防特化プログラム」です。初めに、「眼球運動および頭頸部の運動」をしました。手のひらを動かして、それを顔と目を動かして追う。人差し指を動かして、顔を動かさずに目で追うという運動をしました。「目の筋肉は衰えやすい。目からの情報の質を良くしましょう」
 続いて、片足立ちです。目を開けて10秒間、目を閉じて10秒間。多くの参加者はふらつきました。「体重を支えているのは足の裏です。足底の感覚機能向上運動としては、ゴムボールを踏むのが良いです。指の付け根、土踏まず、くるぶしの3カ所でボールを踏みます。このときに、前のめりになってはいけない。おなかの筋肉を締めてやってください。体幹の筋肉を意識しないとふらつきます。体幹がしっかりしてから手足を動かすのが良いです」
 「足の関節」の運動では、足で「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ」を書くように動かしました。足の指でじゃんけんの「グー・チョキ・パー」を作りました。
 「バランスを鍛える」運動では、直立して重心移動だけで左右前後に動いてみる体操をしました。円を描くように動かします。「弓歩」「歩行前後」、綱渡りのように歩く「継足歩行」の説明をしました。「走行は片足ジャンプの連続、歩行は片足立ちの連続です。つまり、片足立ちができない人はしっかり歩けていないし、走れていない。片足立ちがきちんとできれば、転びにくい。高齢者は高い段差よりも小さい段差で転びやすい。高い段差は意識して足を上げますが、小さい段差は気がつかなかったり、思うように足があげられずに、つまずいて転ぶのです。高齢者は筋肉がつかないというのは違います。筋肉がつくのが遅い、あるいは筋肉が付くまで続けられないからです」
 続いて、陸上短距離のウサイン・ボルト選手の得意のポーズに似た、ストレッチをしました。右手を伸ばし、顔をそちらに向け、左脚を上げる。左手を伸ばし、顔をそちらに向け、右脚を上げるという体操もしました。体だけではなく、脳も一緒に使います。
 運動と脳の情報処理を同時にする体操もしました。スライドに映された簡単な足し算、引き算の問題を見て、「答えが偶数なら右手を挙げる」「答えが奇数なら左手を挙げる」。これは簡単です。次に、黒文字と赤文字で問題が表示されました。赤文字なら挙げる手が逆転します。「混乱しています」と女性の参加者がつぶやきました。さらに、青文字も追加されました。青文字なら足を一歩前に出す。偶数なら右足、奇数なら左足を出すのです。これを混ぜて問題を出しました。
 加藤さんは「神経を意識した運動は、始めるのに遅いことはありません。高齢だと効果が出にくいのですが、やれば変わります。これをきっかけに始めてください。最後に、われわれ柔道整復師の活動が認められ、市から健康フェアなどを依頼され、地域貢献の一助を担っていることを理解してください」と締めくくりました。
 この後、参加者とのやり取りがありました。女性の参加者は「とても勉強になりました。ボールを使った運動をしてみます」と感想を述べ、加藤さんは「一人でもそういう方がいらっしゃると、話をしたかいがあります」と応えました。「骨盤を立てて座る」ことについての質問には、「おしりの骨の部分で座るつもりで座ると、姿勢が良くなります」とアドバイスしました。



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毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

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