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プラスチックごみ問題を考える

開催日:1月31日(木)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

新たな地球環境問題として注目されている「プラスチックごみ問題を考える」セミナーが1月31日、千代田区一ツ橋1の毎日メディアカフェで開かれ、京都府亀岡市が昨年12月に出した先進的な「プラごみゼロ宣言」のアドバイザー、原田禎夫・大阪商業大准教授と福井和樹・環境省海洋環境室長補佐が登壇しました。MOTTAINAIキャンペーン事務局主催の連続シリーズの第1回です。
 原田禎夫准教授はまず昨年12月、兵庫県の淡路島近くの成ヶ島に漂着したごみを地元の中学生らと拾ったイベントで、焼きそばの容器やストローなど大量のプラごみが回収されたことをスライドで示しました。
 原田さんによると「海のプラごみの6割から8割は陸から川を通じて流れ出した生活ごみで、東京湾で獲れたイワシの7割、琵琶湖の魚の4割、世界の水道水の8割から細かく砕かれ有害物質を吸着しやすいマイクロプラスチックなどが検出されている」ということです。
 日本近海は世界的にもマイクロプラスチックが多く集まっているホットスポットで、その濃度は世界平均の27倍に及ぶそうです。また世界では毎年800万トンを上回るプラごみが海洋に流出していますが、10年後にはその10倍に膨れあがるとみられています。
 原田先生はこのあと、世界で急速に進む脱プラの動きを紹介しました。
 ▽EUは2030年までに使い捨てのプラスチック包装を全廃▽英国でストローや綿棒など使い捨てプラスチック製品の販売を禁止(早ければ2019年から施行)▽米コカコーラが30年までに包装材の100%リサイクルを目指す…などです。
  原田さんは「日本はリサイクルの優等生といわれるが、はたしてそうだろうか」と問いかけます。「日本のプラスチックの処理は半分以上がサーマルリサイクルという焼却による熱回収に依存しており、焼却の際生ずる二酸化炭素(CO2)が国際的に批判されているそうです。
 京都府の淀川水系桂川の保津峡周辺のごみ調査では、大雨で増水したあとの川周辺にプラごみがあふれ、ごみの多くはペットボトルが一番多く、食品のポリ袋やプラ容器、ペットボトルなど生活ごみであることがわかりました。
 ポイ捨てする人は多くて全体の5%程度で、多くは自販機の横にあるペットボトル回収箱や街のごみ集積所からあふれたり、烏などにポリ袋が食い荒らせれてちぎれたあとからはこぼれたごみが雨風で街の水路などを通じて川に集まるとみられるそうで、原田さんは「ポイ捨てを罰するだけではプラごみ問題は解決しない。普段からプラ製品への依存を減らすことが重要だ」と訴えました。
 「では、どうすれば川や海のごみは減らせるのか」という問いに対し、原田さんは「オンラインマップ」によるごみのモニタリングを挙げました。市民が一人一人アプリをダウンロードし調査員となって、街で気づいたごみの写真や量、場所をスマホでアップロードかることによってマップを作ります。
 保津川付近のモニタリングとごみ拾いでは2011年に20リットルの袋で190袋のごみ回収されましたが5年後にはわずか10袋と激減したそうです。
 また飲料の代金にペットボトルの回収費を上乗せし、消費者が容器を返却したら,回収費を返却するデポジット制度やレジ袋の有料化など経済的インセンティブの活用を薦めています。
 京都の祇園祭ではリユース食器を導入しごみゼロを目指しているが、2020年の東京オリンピックはどうなるのか。「国際オリンピック委員会は次の五輪から使い捨てプラスチックの使用を止めるといっているので、東京が使い捨てのプラスチックの食器や容器を利用する最後の五輪になるのでしょうか」と問いかけています。
 環境省の福井さんは、世界のプラごみの国別流出量の1位は中国で132~353万トン、以下はインドネシア、フィリピン、ベトナムなど東南アジアからの流出が多く、日本
も2~6万トンで、「海洋プラごみ問題は世界全体で取り組む問題であり、日本を含めたアジアでの取り組みにも力を入れたい」と話しました。
続いて環境省が立案している「プラスチック資源循環戦略(案)の概要」を解説。基本原則として3R(リデュース、リユース、リサイクル)の3Rに「リニュ-アブル(再生可能)」を加え、30年までに使い捨てプラスチックを累積25%排出抑制し、同年までにバイオマスプラスチックを約200万トン導入することを目指すそうです。
 また同省が推進している「プラスチック・スマート」キャンペーンについて説明。消費者や自治体、NGO、企業と連携し、ポイ捨て撲滅や使い捨てプラスチックの抑制、分別回収の徹底など、「プラスチックとの賢い付き合い方」を全国的に推進し、消費者や自治体、NGO、企業の取り組み国内外に発信していくと語りました。


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毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

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