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加藤一二三さんトークショー「ひふみん流 幸せの見つけ方」

開催日:12月12日(水)19:30~20:40 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

毎日メディアカフェのイベント「加藤一二三さんトークショー・ひふみん流 幸せの見つけ方」が12月12日、毎日ホールで開かれました。
 「ひふみん」こと将棋界のレジェンド、加藤一二三さんが自身の信仰に基づく生き方をつづった新著「幸福の一手 いつもよろこびはすぐそばに」(毎日新聞出版)の刊行を記念した、著者トークイベントです。
 加藤さんは1940年1月1日生まれ。仙台白百合女子大学客員教授。福岡県嘉麻市特別名誉市民。2017年6月20日、77歳で引退した現役最年長棋士(当時)。現役期間は62年10ヶ月(歴代1位)。公式戦通算対局数2505局(歴代1位)、公式戦通通算勝利数1324局(歴代3位)、順位戦A級在位36期(歴代2位)。1954年、14歳で当時史上最年少の中学生プロ棋士となり、「神武以来(このかた)の天才」と呼ばれました。1958年、史上最速でプロ棋士最高峰のA級八段に昇段。1982年、第40期名人。敬虔なキリスト教信者(カトリック)で、1986年、ローマ法王から聖シルベストロ教皇騎士団勲章を受章。2000年、紫綬褒章を受章。棋士引退後は、将棋の講師を務め、講演会を行うほか、数々のバラエティ番組にも出演し、「ひふみん」の愛称でお茶の間の人気者となっています。
 新著は「人間関係は肯定するところから始まる」「温かい言葉を心の中に貯金する」など、自身の体験に基づいた、心に残る言葉がたくさん盛り込まれています。
 加藤さんはまず、将棋について話しました。「先ほど、16歳の藤井聡太七段が最年少、最速で100勝を達成したというニュースを見ました。大記録です。将棋界はブームになっています。この加藤一二三と藤井さんが対戦して、一気に盛り上がったのです。藤井さんは60年ぶりに出てきた天才が、数々の記録をずっと前に加藤一二三が作っていたということになります。私は信仰を持っているので、神様のおかげだと思います。私と藤井さんが対戦したことで盛り上がりました。これが私が引退して3、4年たってから藤井さんが出てきたとしたら、つまらないでしょう」
 この後、キリスト教についての話を始めました。「旧約聖書には、人間が思いついたり行動したりすることが全て出てきます。神様が人々を教え導いています。創世記には、神様が男と女をつくった、人の前に動物をつくったとあります。人が幸せになるためには、いろいろなことを学び、悟る必要があります。動物にはそれができません。だから、動物を大切に守っていくことが幸せにつながります。イヌ、ネコに関心がない方は、ローマ教皇の言葉『人は許すことができますが、生き物は許すことができない。だから、生き物を大事にしましょう』を知ってください」
「イエスは旅に疲れたという記述が出ています。将棋の対局は12、13時間戦います。それを60年以上続けましたが、対局後にぐったりしたことはありません。疲労困憊するぐらい戦わないといけないと反省しました。大きな喜び、深い感動、生き方を教えるのがイエスです。イエスは人々の中にある病を奇跡によって治された。人々に幸せに生きることを教えました。聖書には寛容の精神、人の欠点を許すという言葉があります」
 「私は勝利数歴代3位、対局数は歴代1位です。棋士としては成功したと思っています。これから先、人間として成長するにはまだ努力が必要です。2年前、神父様から『ゆるしの秘跡』にあずかりました。欠点や弱さを神父様に話すのです。神父様は『仕事をするのは嫌いですか』と問いました。私は『好きです』と答えました。すると、神父様は『仕事をしなさい』とおっしゃいました。仕事がないのに、仕事をしなさいという。イエス・キリストの見ていらっしゃる前で、代理人である神父様がそうおっしゃったのだから、必ず仕事はあると確信しました。結果はどうでしょう。仕事の量は倍に増えています(笑い)」
 加藤さんは神の恵みを感じる体験がいくつもあると言います。「昨年11月2日、胆のう炎の手術を受けました。前日に痛みがあり、翌日受診して、すぐに手術を受けました。3連休の直前でした。手術後、主治医から『手術が4日になっていたら、手遅れだった』と言われました。ラッキーでした」
 現在88歳の加藤さんですが、「4、5年前には健康年齢46歳、骨年齢28歳でした」とのことです。
「将棋は理詰めです。私は福岡県出身ですが、新聞の将棋欄を見て、これぞ我が世界と思って、将棋棋士になることを確信しました。将棋は最善手を考えて指していきます。生涯の中で最もうれしかったのは、名人戦で中原名人になったことです。10番勝負を戦い、最終局は95%負けている将棋を勝って名人になりました。神様のお恵みと確信しています」
 実は、名人になる以前、低迷期がありました。「20代の半ば、棋士として行き詰まりを感じました。スランプです。中原名人に勝てなかった。このままでは先が見えていると思い、洗礼を受けました。洗礼を受けて突破できると思ったのです。それで飛躍しました」
信仰に基づく言葉は続きます。「人間は神に愛されているから存在するのです。善人にも悪人にも配慮くださっています。神から愛されていなかったら、存在していません。繰り返し神様にお願いするほうがいい。憎しみがあってはいけないし、清く温かく好意の目で見ることが大事です。人の悪口を言わないようにしましょう。人を追い詰めない、寛容であることがキリスト教の特徴です」
 「日常生活全てが神のメッセージなのです。日常は繰り返しが多い。買い物をして掃除をして洗濯をするといった繰り返しです。仕事はどんな仕事も尊いです。いい心がけで果たせば尊い仕事です。お金は預かりものです。お金を大事に使ってほしい。仕事、趣味などで心の底からうれしいと思うものがあったほうがいいと思います」
 加藤さんは話し続けますが、残念ながら時間切れに。質疑応答の後、記念撮影をしました。本を持って決めポーズをしたひふみんに、会場の女性から「かわいい!」の声がかけられました。
 最後に、サイン会。長蛇の列が続きました。加藤さんは一人ひとりに丁寧にサインし、言葉を交わしたり、握手をするなどして、穏やかでサービス精神にあふれる人柄を見せていました。



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