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実家の片づけ~親が元気なうちにできること~

開催日:11月1日(木)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

毎日メディアカフェのセミナー「実家の片づけ~親が元気なうちにできること~」が10月1日、開催されました。
 講師は実家片づけアドバイザー、一般社団法人実家片づけ整理協会代表理事の渡部亜矢さん。渡部さんは少子高齢化社会に特化した「実家片づけアドバイザー」認定講座、講演、出張片づけサービスを展開しています。著書に『実家の片づけ~親が元気なうちにしておくこと~』(総監修、マガジンハウスムック)、『カツオが磯野家を片づける日~後悔しない「親の家」片づけ入門~』(SB新書)などがあります。
 渡部さんは「母が神奈川県で独り暮らしをしています。自宅と実家の片づけが必要になりました。それをするうちに、実家の片づけがニーズになっていることに気づきました。片づけが苦手だと思っている人はいますか?(この問いに、ほとんどの参加者が手を上げました)。片づけが苦手な人はこんなところに来ません。引きこもっていたり、問題を抱えていたりします。片づけのコンテンツはきれいに仕舞うとか、センスだと思うかもしれません。しかし、やる気が8割か9割です。できそうだと思うことをすればいい。私も片づけが苦手なところから始まっています。片づけに悩むのではなく、自分の人生を好きなことに使ってほしい。それを伝えたいと思って活動しています」と前置きして、話を始めました。
 「片づけは人によって全く違います。情報があふれていますが、信用できる情報を選んでいくことが重要だと思っています。人生100年時代と言われます。何もしなかったら、ものは増えていきます。1日にものが3個増えたら、1年で1000個増えます。一方、体力は低下します。高齢者の調査で、4人に3人は自分が実年齢よりも若いと思っているという結果が出たそうですが、30歳のときと同じようにしようと思っても無理です。高齢の方はものを捨てられないと言われます。ものがない時代の人に、ものを捨てろとはなかなか言えません。何が大事かは、家族それぞれで価値観が違います。大切なことは安全、安心、健康に暮らすことです。ブランドもののセーターを捨てられないという人がいます。それは命を救ってくれるの?というと、そうではない。東京都のデータでは、救急搬送される人の8割は家の中で転んだ人です。転んで入院というのは避けるべきこと。では、どこから片づけるか。停電になっても寝室からトイレまで、真っ暗でも行けるようにするというのが一つの目標です。台風や地震など、いざというときに備えて片づけしようと、声かけをしましょう」
 続いて、渡部さんは以下の5点について、自分が当てはまるかどうかを考えてほしいと求めました。
① 服はたくさん持っているのに、いつも同じ格好をしている。
② 使わないいただき物のタオルはいっぱいあるのに、顔を拭いているタオルは、ごわごわ、がさがさだ。
③ 10年以上引っ越しをしていない。
④ 家族と相続や介護の話をあまりしない。
⑤ 自宅または実家が持ち家だ。
渡部さんは「この質問への答えで、5 年後の散らかりが想像できます。あてはまるのがゼロの人はほとんどいないでしょう。だれでも、散らかる可能性があるということです。2~4個は危険ライン、5個は今でしょ!ということです」と説明しました。
 具体的にどう片づけるか。渡部さんは「3の法則」を勧めました。ものを「いる」「いらない」「一時保管」の3分類することです。「いるものは迷いません。一瞬で判断できます。いらないものも一瞬で分かります。問題は、いつか使うかも、まだ新しいかも、やせたら着ようといった迷うものです。片づけとダイエットのどちらを優先すべきかと言うと、片づけです。結果がすぐ出るからです。達成感があり、自己肯定感も高まります。片づけが苦手な人はものを捨てることに罪悪感があります。捨てなくてもいい理由探しをしています。体力よりも考えていることに力を使います。『ミニマミスト』は捨ててもいい理由探しをしています。私たちの年代はそうではない。考え方を変えるのは無理です。3秒以上迷ったら、一時保管にします。床に置くと、つまずく恐れがあるので、収めて保管します。一時保管はものから気持ちを離すということです。保有効果というのがあって、持っていると愛着がわきます。半透明のごみ袋に入れると、見えなくなり、愛着が少なくなります。半年間そのままだったら、捨てます」
渡部さんはまた、「ハートから遠くて命に近い所から」片づけを始めるよう勧めました。「散らかっているお宅はまんべんなく散らかっています。外回りからきれいにします。玄関、廊下でつまずかないようにする。認知症になった場合、模様替えをすると自宅だと分からなくなるという心配があります。母親が退院するのだけれど、介護ベッドが入らないという相談がありました。戸建てなら、一部屋を何もない状態にするのが理想です」
「両手の法則」も説明しました。「手の届く範囲にしか大切なものはない。高い所にある棚などは一時保管のようなものです」
渡部さんはさらに、コミュニケーションの重要性を指摘しました。家族で相続問題などを話し合っておくです。「エンディングノートは書くのがたいへんです。通帳を写真に撮っておくことを勧めています。大事なものを聞いておきましょう」
この後、実家片づけ整理協会が実施している片づけの実践例を紹介しました。ものがたくさんあり、乱雑な台所を、1日かけて見違えるように片づけた事例です。「防災リュックは長期間開けていなかった。防災リュックで大事なことは、避難所に行ってももらえないものを入れることです。水や食糧はもらえますが、処方薬などはもらえません。台所の吊す収納はお勧めしません。包丁だけはしまってほしい。3姉妹の母子手帳がありました。見えない袋に入っていたので、みんなが忘れていました」
ほかの事例でも、洗剤、飲み残しの薬、ざる、水筒など、同じようなものがたくさんある家があったそうです。「男性で本や新聞を置いている人がいます。いつか読むということですが。雑誌が創刊号からある。本は読みたい順番に並べるとかするのがいいでしょう。ただし、本は地震のときに凶器になる可能性があるので気をつけてほしい」
最後に、「できない場合は、うまく片づけサービスを使うことを考えましょう。人が幸せになるための片づけをしてほしい。親が亡くなった場合、片づけ費用は子どもが全て負担しなければならないので、できるところから少しずつ片づけをしましょう」と呼びかけました。
 この後、質疑応答をしました。「親が70代です。実家に行ったとき、父親が同じような帽子を15個ぐらい持っていました。2個だけ捨てましたが、減ることへの寂しさがあると思います」との質問に、渡部さんは「帽子はハートに近いものだと思うので、一時保管がいいと思います。2個減らしたのはすごい。ハートから遠いものからアプローチしてください」と答えました。「読んだ本が家にあります。本が周りにあると安心するのです。写真のアルバムも何冊もあります」という男性には、「危なくないように保管してください。アルバムは思い出のものです。ベストアルバムを作るのが理想です」とアドバイスしました。「母親は認知症があって理解が得られない。危険だから片づけたい」という女性には、「枕元に思い出のものが置かれていたほうがいい。回想法で、写真を見ると元気が出る人もいます。危険なものは置いてはいけないので、そこは割り切るのがいいでしょう」と答えました。



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毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

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