読者とともにつくりだす「毎日メディアカフェ」
毎日メディアカフェでちょっと一息

  • ホーム
  • ニュース
  • 毎日メディアカフェとは
  • イベントカレンダー
  • イベントアーカイブ
  • アクセス

イベントアーカイブ

大下英治が語る、歴代「幹事長秘録」と安倍政権の行方

開催日:4月20日(金)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント


で、党人派の人が多いのです。小泉純一郎さん、橋本龍太郎さんのような、目立つことが好きな人は向いていない。田中角栄さんは『最高のポストは幹事長だ』と言っています。幹事長はのびとびと力を発揮することができるし、力を持っている。角栄さんは大蔵大臣と幹事長をしなければ総理になれないということで、幹事長になった時は喜びましたね。これで総理を目指せると。角栄さんみたいに総理を狙っている人は幹事長をします。しかし、二階さんは違う。二階さんが総理を狙っていると、安倍さんは安心して外遊できません。総理を光らせるのが好きな人です。小沢一郎さんはそういうポストが好きです。選挙をやる。金を握る。人事まで握る。だから、幹事長はすごいポストで、面白いのです」
 続いて、安倍政権について話しました。「安倍さんがかつて総理を辞めた日の朝、昭恵さんにはそれを言わなかった。安倍さんは病気で集中力がなくなり、総理の座を投げました。昭恵さんは政治家の妻に固執しませんと言いました。それから、5年あまり。まだやることがあると総裁選に出ました。母親の洋子さんはやめなさい、死ぬよと言った。森喜朗さん(元首相)も出ないほうが言った。10年待て、と。しかし、菅さん(菅義偉現官房長官)が推した。(対抗馬の)石破茂さんが党員票を7割取れば無理だが、そうでなければ決選投票で勝てると。石波さんには派閥がなかった。総裁選では派閥が大きい。だから、それから派閥を作りました。当時は決戦投票は党員票は関係なかったのですが、今度から50票は党員票になります。安倍さんはオバマ米大統領と会った時、『1回失敗した人間がやり直せる社会をつくりたい』と言いました。総理を失敗した人がもう一度総理をしたのは安倍さんだけです。今後もないでしょう」
 大下さんは安倍政権のキーマンとして、今井尚哉首相秘書官と菅官房長官の名を挙げました。「昔は秘書官に経産省(当時は通産省)が入ってなかった。角栄さんが初めて通産省から入れました。安倍さんは経産省官僚だった今井さんを政務秘書官に置きました。今井さんが首相のスピーチライターをしています。会わせたい人、会わせたくない人、全部彼が決める。官房長官は全ての官僚の親分です。官僚は自分の省庁のことしか考えないから、縦割りになります。そこで、横の連携をさせているのは官房長官です。毎朝、総理室の隣で官房長官、副官房長官、今井さんが集まり、重要なことがそこで決まる。安倍政権は内閣人事局を作り、人事まで官邸で握りました。省庁の人事を大臣ではなく、官邸が決める。官僚が官邸に握られすぎてしまったのです。それで、忖度が広がった。菅官房長官のすごさが裏目に出ています。安倍1強は一挙に崩れている。安倍官邸の危機管理は万全だったが、家庭の危機管理がだめだった。昭恵さんに文句を言えない。安倍さんの『私や妻がかかわったのなら、総理もやめる。議員もやめる』の一言で、野党は安倍政権を倒せるかもしれないと思ってしまった。政権内の人や官僚は皆が安倍さんに忖度する。褒め殺しという言葉が昔ありましたが、いわば忖度殺しです。官庁が公文書を書きかえるのは信じられない。柳瀬唯夫首相秘書官の『記憶にありません』というのは、(会っていないというのが)うそですということです。それは、支持率が下がりますよ。さらに福田淳一財務省事務次官のセクハラ問題。省を挙げて守ろうとしたが、週刊新潮が第1弾で終わるはずはない。財務省が幼稚すぎる。私が麻生さん(麻生太郎財務大臣)だったら、最初の時点で『俺の目を見て本当のことを言え』と追及しますよ。東大法学部を出て官僚になった人がこんなことになっているようでは、中央官庁よりも外資系企業に行くほうがいいと学生が考え、官庁に優秀な人が減りますよ。罪は大きい」
 安倍政権の今後はどうなるのでしょうか。「二階さんは『安倍の次は安倍だ』と言っている。安倍さんを守ろうとしています。以前、敵は石破さんだけでした。問題は岸田さん(岸田文雄自民党政調会長)が総裁選に出ざるをえなくなったことです。岸田さんは3年後に安倍さんから禅譲してもらうつもりだった。しかし、内閣総辞職、解散という話があるときに、3年後とは言っていられない。3年後には小泉進次郎衆院議員が出てくる可能性もあります。岸田さんの予定が狂って、出ざるをえない。麻生さんは岸田さんに『出ないと忘れられるぞ』と言っています。安倍さんは麻生さんをなぜ切れないのか。麻生さんは宏池会で、麻生さんを切れば一気に政権は崩壊します。麻生さんと菅さんは仲良くないのですが、菅さんを切ったらやはり政権は崩れる。安倍さん、岸田さんが出ると、竹下派が石破さんを推すかもしれない。小泉さんがそれについたら、何が起こるか分からない。波乱含みです」
 最後に、「二階幹事長、菅官房長官は、野に放ったらたいへんな政治家で、それを抱え込んで安倍政権が成り立っています。なぜ野党はだめなのか。自分が目立ちたい人ばかりで、泥をかぶる人がいない。二階さんは黒子に徹することができる。最後の寝業師です。小沢一郎さんは2大政党制に向けてもう一勝負すると言っています。これから何が起こるか分かりません。国家とは何かを考える。幹事長を見ていると面白いですよ」と締めくくりました。
 講演後、著書を購入した参加者に、大下さんがサインをしました。


 


毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日メディアカフェでちょっと一息

毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

松田まどかのCSR担当者レポート

松田まどかの団体レポート

学びのフェス2017夏

SAVE the BLUE

         

NPO/NGO活動紹介

自治体による企業との取組

次世代を担う学生の活動紹介

活動レポート

毎日メディアカフェとは

毎日メディアカフェを使ってみませんか

協賛されたい企業の方へ

毎日LIVE

プレシーズ

学びのフェス2017夏

EVENT CALENDAR

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          


関連リンク

毎日新聞

小学生新聞

15歳のニュース

15歳のニュース

MOTTAIANAI

毎日新聞 愛読者セット

イーソリューション

プレシーズ

ページtop