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バングラデシュカルチャーナイト~キラキラ雑貨と音楽の夜~

開催日:4月13日(金)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

「バングラデシュカルチャーナイト~キラキラ雑貨と音楽の夜~」が4月13日、毎日メディアカフェで開かれました。
 登壇したのは、バングラデシュ・ダッカで暮らす女優の渡辺麻恵さんと、現地でアニメスタジオを運営する水谷俊亮さんの2人です。2人が結成したバンド「Bajna Beat」(バズナビート)は人気グループになっています。
 このイベントを企画した毎日新聞の中嶋真希記者が「日本で言うと、紅白歌合戦やミュージックステーションのような番組にも出ている国民的グループです」と2人を紹介しました。
最初に渡辺さんがバングラデシュとの出合いを話しました。「2009年に旅行に行ったことがきっかけです。バングラデシュの人々のエネルギー、生きていく力を感じました。日本は便利でスムーズで、人と触れ合わなくても生きていける。バングラデシュではたくさんの問題が起こるけれど、誰かが助けてくれたり、人のやさしさに触れたり、義理人情がいいなと思って。私は東京の都会育ちで、両親が共働きでした。大家族に対するあこがれがあって、温かい人間らしい毎日の生活に触れて、ここに住んでみたいと思いました。旅行の最終日に今の夫と出会って、付き合いが始まりました。2012年に結婚して、ダッカで暮らし始めました」
 渡辺さんの夫の大樹(ひろき)さんは「EKMATTRA」(エクマットラ)という組織を設立して、ストリートチルドレンの支援活動をしています。「夫はダッカ市内で、40人の子どものいる養護施設を運営しています。子どもたちに対する活動を見ているうちに、かかわってみたいと思いました。路上に住む子どもたちが勉強したいと思ったときにいつでも学ぶ機会があるように、青空教室を開いています。特に学ぶ意欲がある子どもはチルドレンホームに連れてきて、24時間態勢で生活を見ています。食事、安心して眠れる場所を提供し、見守ってくれる存在がいることを伝えます。毎月、誕生会のお祝いをしています。みんな人懐こくて、垣根なく心に飛び込んでくれる。仕事はパワーが要るのですが、子どもたちから逆にパワーももらっています」
 続いて、現在取り組んでいるハンディクラフトづくりの活動です。「最初は夫の活動のサポートでしたが、自分で何かをしたいと思いました。1年目は言葉の習得で過ぎ、それから妊娠、出産、育児に追われた中で、自分の時間が取れませんでした。ストリートチルドレンには、産んだ母親がいます。お母さんはどうして路上で産むことになったのか。自分が同じ立場になってみて、そのことに関心が生まれました。バングラデシュは暑いです。家があって、夫がいる自分でも妊婦生活はたいへんでした。路上にいてお金も仕事もない母親たちはどうやって暮らしているのだろうと、妊婦保護センターを訪れたのがきっかけです。子育てという意味では、バングラデシュは温かい国で、赤ちゃんが泣いていてもあやしてくれる。日本では、泣かしてはいけないという気持ちになりますが、バングラデシュではみんなで赤ちゃんをケアしてくれる。社会の赤ちゃん、世界の宝としてケアしてくれる。私が当時やっていたのが、エクマットラのグッツ販売でした。ペンにデコをする技術を日本から習得して、子どもたちに教えていました。デコの技術がバングラデシュにはなくて新しいものだったので、販売できるような態勢が整ってきました。子どもは学業が優先なので、どうしようかと思っていたときに、妊婦保護センターの女性たちの絶望的な表情を見て、何かできないかと始めたのがキラキラペンでした。センターには旦那さんがいない、仕事がない、住み家がないという妊婦さんが保護されています。一人ひとりが壮絶な過去を持っています。夫が別の女性と住み始めて追い出された女性、路上で暮らしていて暴行を受けて妊娠した女性、彼女たちの未来を考えると、胸がいっぱいになって、自分でできることはないかと考えました。キラキラペンのようなきれいなものにふれて、気持ちがリフレッシュしたり、おしゃべりしたり、笑顔が生まれて、彼女たちのセラピーになればよいと始めました」
 最初から順調だったわけではありません。渡辺さんは続けます。「最初は話しかけても、目も合わせない、口も聞いてもらえない状況でした。彼女たちに言ったのは、私と貴女は立場が違います。だからこそ、できることがあります。一緒に何かをしたら、乗り越えられるかもしれないと、何度も話しました。クラスの中ではペンを作るだけではなく、エクササイズをしたり、流行っている映画を観たり、20歳の女性が普通に楽しむことをして、距離が縮まっていき、信頼してもらえるようになりました」
 「バングラデシュのザクザクショールームに置いていただいたり、祭に出店させてもらい、飛ぶように売れたりとか。私のモットーは彼女たちがかわいそうだから買ってほしいではなく、これかわいい、ほしいというものを作りたい。商品として価値があるものを作り、経済的だけでなく精神的にも自立していく。世界に通用するものを作っている、自分で報酬を得て子育てをしている、自分の人生を歩いている。日本では当たり前でも、バングラデシュの女性にとっては奇跡的なことです。夫に依存するのではなく、仕事をして報酬を得る喜び、変わっていく自分を感じてほしいと思い、活動しています。ハンディクラフトにこだわるのは、手は神様からつくってもらったもので、何でも作り出せる。その中に自分の未来も入っている。だから、ハンディクラフトなのです。もうすぐ2年になる今は信頼関係ができて、彼女たちの提案も出てくるようになりました。彼女たちの成長、目の輝きが変わる瞬間に出合うことが私の喜びです」
 キラキラペンはバングラデシュと日本で販売しています。「日本ではアマゾンでも取り扱ってもらっています。共感していただけたら、大事な人へのギフトにしてもらえるとうれしいです」
 続いて、水谷さんが話しました。「2007年に大学のスタディツアーでバングラデシュへ行くことになりました。初めての海外だったので調べているうちに怖くなってきて、行く気が薄れたのですが、初めて足を踏み入れた瞬間から一生住みたいと思いました。一瞬の出来事かもしれないので、一度見てみようと思い、エクマットラで1年間インターンをしました。自分の気持ちを確かめたら、やはり住みたいと思い、住んでいます。バングラデシュに住むためにアニメスタジオをしています。エクマットラの子どもたちに絵を教えていました。絵を学ぶ延長上で、アニメを作りたい、どうやってつくるのと聞かれましたが、インターン期間では教えられなかった。そのころ、ドラえもんがテレビで放映され、大人気になったのですが、日本では夢のあるドラえもんですが、逆効果なアニメで、みんな、のび太になりたい、ドラえもんが助けてくれるから宿題をしないとか、怠け者になっていったというのをみていました。子どもたちにマスなコミュニケーションでメッセージを届けられる手法の一つとして、アニメーションは強いと思い、アニメスタジオをやろうと決めました。アパートの1室で、パソコン1台で、始めました。スタッフの1人は小学3年生までしか教育を受けていない子です。最初は真っ直ぐな線も引けない。電源の付け方から教えないといけない。バングラデシュはプライドの高い人が多い国で、大学で絵の基本を学んだということで誇り高く、新しいことを学ばないという人もいます。自信がない人はどんどん吸収してくれるから、一から教えるのも手だと思います。現在のスタッフは7人。グラフィックデザインとアニメを教えています。日本から受注しています。将来はオリジナルのアニメを作りたい。日本からの下請けのアニメを作っています。『バイト先は悪の組織』というアニメは作画から編集までやりました。スタッフは日本アニメのファンが多く、マニアックなアニメも知っています。地震が起こったときの行動が情報共有されていないので、地震が起こったときにどう避難するかを伝えるアニメを作ったり、村に伝わる昔話、なくなってしまった祭をアニメとして残しておくことにも取り組んでいます」
 続いて、バンド「バズナビート」の話です。渡辺さんは次のように話しました。「バングラデシュでは大使館、JICAの人以外の日本人が少ないので、オファーが集中します。表現することが大好きなので、日本のことを話したり、歌ったりしていました。俊ちゃん(水谷さん)が3歳からピアノを習い、作詞作曲もしていると聞いて、2年前の11月。ホテルのカルチャープログラムで初めて演奏しました。1人でできることは限りがありますが、俊さんと出会ってからはイマジネーションが沸いてきました。両国をつなぐ架け橋になる活動をしたい。忙しい中でも何としてでも時間をつくって、日本の美しさ、素晴らしさを伝えたいという思いがあふれてきて。子どもたち、日本語を勉強している人の前で、フレンドリーな歌のお兄さん、お姉さんという感じで歌います。ダッカ大学日本語学科、8月6日広島原爆追悼イベントなどでも歌いました。浴衣や着物を着て日本の精神文化を紹介することもあります。外国人のパフォーマーがいないので、機会が多い。野外ステージが多くて、観客が温かい歓声と拍手をいただき、パワーをいただいています。外国人だからこそ分かるバングラデシュの美しさ、魅力、大事なものを心の中に持っている人たちのことを歌いたい」
 ここで、バズナビートのオリジナル曲「Sonary」をビデオで放映しました。「僕らは皆恋に落ちていく 君の輝きに」といった歌詞のラブソングですが、「君」はバングラデシュのことを指しています。Sonaryは「黄金の」という意味で、Sonaryバングラデシュというのは黄金の国バングラデシュのことだそうです。日本語で作られましたが、ベンガル語版も作り、ベンガル語で歌っています。
 4月15日(日)、池袋西口公園で開かれる「バングラデシュボイシャキ・メラ(正月祭)@池袋西口公園」で、バズナビートが出演します。
詳細は渡辺さんのブログで。
https://ameblo.jp/ohtsuka-mae/entry-12367961833.html
 最後に、質疑応答をしました。多くの参加者がキラキラペンを購入しました。



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