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航海士と学ぶ外航船のお仕事

開催日:11月18日(土)9:00~14:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

 毎日メディアカフェの出張イベント「航海士と学ぶ外航船のお仕事」が18日、川崎市幸区堀川町の(株)日本海洋科学で開催されました。
 このイベントは日本郵船が全国の小中学校や商船系学校を中心に、海事思想の普及と外航船員の魅力を伝えること目的とした社会貢献活動「郵船みらいプロジェクト」の一環として実施されました。
 午前9時、日本海洋科学の会議室で開会のミーティング。親子17組が参加しました。日本郵船人事グループ海上人事チームの二等航海士、肥田駿介さんが外航海運の船の種類を説明しました。客船、自動車船、コンテナ船、LNG船、ばら積み船、タンカーなどです。「船と飛行機のどちらがたくさんの荷物を運んだでしょうか」と子どもたちに問いました。答えは船。重量比で99・6%は船での輸送だそうです。「今日は航海士の仕事として、操船シミュレーターと海図体験をしてもらいます。東京湾を走ります。たくさんの船がいるので、ぶつからないようにしてください」と話しました。
 次に、3班に分かれて、①高速船シミュレーター②自動車船シミュレーター③海図――の体験をしました。
 高速船シミュレーターを担当したのは肥田さんと和田亘生三等航海士。海上で方向を知るジャイロコンパス、船の針路を変える操舵ハンドル、電波を使って周囲の船や陸地の方向や距離を知るレーダー、海図情報を電子化してコンピューター上に表示させた電子海図などを説明しました。高速船「はまどり」は全長45mで、25ノットの速度で進みます。時速50km近い、他の船に比べて速い船です。舵を回してもすぐに船は曲がりません。少し待つと方向が変わります。シミュレーターのジャイロコンパスや操舵ハンドル、電子海図は全て実際の船に使われているものです。窓の外のように見える画面では、波が高くなったり、雨が降ったり、夜になったりと、リアルな情景が繰り広げられます。和田さんは「他の船や島、障害物はレーダーで分かります。ぶつからないように操船してください。岩などにぶつかるのを防ぐには、海図に海底の様子が書かれています。実際の船では、船長のサポート役に航海士が付き、何か危ないことがあると、船長に伝えます」などと説明しました。海図を見ている女の子が「浅いから右に行ってください」と操舵ハンドルを握る男の子に指示するなど、子どもたちは航海士になりきった様子でした。
 自動車船を担当したのは、新井拓馬三等航海士、岡嶋宏和三等航海士、嶋本篤弥三等航海士の3人。自動車船は全長約200m、幅約32mの大型船です。混み合った東京湾を走る想定なので、12ノット(時速約23km)のゆっくりした速度で走ります。ジャイロコンパスを操作する船長役の子どもが、操舵ハンドルを握る子どもに、針路を指示するなどして、皆で大型船を動かしました。
 海図を担当したのは、武田朋弥三等航海士。「海図は海の地図のことで、船の運転に必要なことが書いてあります。海底の深さを示す等深線、灯台やブイの位置も載っています。向かい合った船同士が進むときは右側通行です」などと説明しました。子どもたちは井上式三角定規という定規を使って航海計画を立てました。海上を走る、線は真っ直ぐに引く、障害物にぶつからない、水深10m以上の所を走る――の4点を守らなければなりません。海図を手に、思い思いのルートを書き込んでいました。
 全員が3種類の体験を終えたのは正午過ぎ。終了後のミーティングで、肥田さんは「航海士の他に機関士がいます。増減速の作業、整備作業などをします。航海士は海の気象を予測したり、荷物の積み下ろしの仕事もします。急病の人が出たときの医師や看護師のような仕事や船が火事になったときの消防士の仕事は航海士も機関士も担当します。5~6カ月船に乗って、それから2~3カ月休み、また船に乗ります。世界中に行くことができます。世界の食べ物を食べたり、自然と触れあうことができます。長い休みの時には留学したりする人もいます。一緒に船に乗りませんか」と呼びかけました。
 質疑応答では、航海士に必要な資質として、肥田さんは「海が好きであること、世界に出たいと思っている人」と答えました。航海士になる方法としては、商船高等専門学校で学ぶか、水産大学、商船大学などに進む道があるそうです。「つらいことは?」の質問に、武田さんは「船に乗っている間は家族に会えないこと」と語りました。
 イベントの調整役をした日本郵船の一等航海士で現在は日本海洋科学のコンサルタント、西村遙さんも質疑に加わりました。西村さんは日本郵船に3人しかいない女性一等航海士の1人です。「女性でも航海士になれますか」の問いに、「女性だから(男性と違う)という点はありません。船の中で女性は1人だけということが多いのですが、それを気にしない元気な人なら大丈夫です。航海士はいつか船長になれる可能性があるので、リーダーになれる人、皆が船で楽しく仕事して、健康な姿で帰ってこられる雰囲気をつくれる人にならなければなりません」と話しました。
 この後、バスで移動して、横浜市・山下公園にある日本郵船氷川丸の見学をしました。氷川丸は1930年にアメリカのシアトルに初航海しました。氷川神社から名前をいただいたそうです。アール・デコ様式の内装で、豪華客船として使われました。第2次世界大戦が始まった1941年には海軍の病院船になりました。先進技術を取り入れていたため、攻撃されても沈没を免れました。戦後は引き揚げ者の輸送、食料運搬船として使われた後、再び客船になり、1960年に任務を終えました。その後は山下公園に係留され、宿泊や食事もできる見学船になりました。こうした氷川丸の歴史をビデオで学んだ後、船内を見学しました。
 中野区の小学4年生、谷口真彩さんは「シミュレーションなど普通はできないことができた。動かすときはわくわくした。船がぶつかると思ったら、相手の船がすっと消えた幽霊船はびっくりした」と目を輝かせていました。練馬区の小学5年生、福田朋理さんは「シミュレーションの操縦で、船と車では、ハンドルを回したときの反応の違いがあることが分かり、面白かった」と話していました。
 肥田さんは「初めてのイベントでしたが、参加した親子が最後まで楽しんでいただけたと思います。内容はやや難しかったのですが、子どもたちが興味を持ってくれました。私たちの仕事の一部を体験してもらい、船の仕事の魅力が伝わったと思います」と振り返りました。
日本郵船 郵船みらいプロジェクト 
http://www.nyk.com/csr/social/action/future.html

海図の勉強

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