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バラとワインに魅せられて~知られざるブルガリアの夕べ~

開催日:10月19日(木)18:30-20:00 イベントのカテゴリー:観光

セミナー「バラとワインに魅せられて~知られざるブルガリアの夕べ~」が10月19日、毎日メディアカフェで開催されました。
 企画したのは、日本とブルガリア両国の相互理解と交流を深める活動をしている「日本ブルガリア協会」です。
東欧の文化と大自然が育む国ブルガリア。ブルガリアヨーグルトで有名ですが、それだけではありません。世界中の調香師たちをときめかすバラ「ローズオイル」の産地であり、フランスワインに負けない味と薫りで人気のブルガリアワインの産地でもあります。
 セミナーでは、はじめに日本ブルガリア協会理事の前田昭さんが「ブルガリアは7世紀終わりにできました。ヨーロッパで国の名前が変わっていないのはブルガリアだけです。キール文字ができたのは、ブルガリアです。キリスト教の教典を作るためです。ルネサンスは実はブルガリアで始まりました。ブルガリアワインを飲んだことはありませんか。池田町のワインはブルガリアに学びました。ブルガリアは遠い国に思うかもしれませんが、東北の田舎みたいなところです」とブルガリアの紹介をしました。
 最初に登壇したのは、ブルガリアローズコーディネーターの伊東瑠璃子さんです。伊東さんは日本福祉大学社会福祉学科卒業後、ハンガリーの植物療法家イルチ女史のもとで植物や自然療法の基礎を学び、植物由来の美容への造詣を深めました。98年にブルガリア国立バラ研究所のニコライ・ネノフ氏と出会い、以後、ブルガリアローズについて研鑽を積みました。バラ商品のプロデュースを手がけるなど「ブルガリアローズコーディネーター」として、ブルガリアローズの普及に努めています。伊東さんは「美しき暮らしの知恵ブルガリアローズ」と題して話しました。
 伊東さんは「1980年に仕事の関係でハンガリーに縁ができました。ブタペストでイルチさんというおばあさんに出会いました。エステサロンをしていました。ハーブ、花、果物を熟成したりして、美容法を確立していました。一人ひとりに合った美容法でした。イルチさんがいつも言うことは『植物ほど恵みをもたらしてくれるものはない。中でもローズオイルが一番よ。でも価格が高いのが難点なの』でした。いったいどんなオイルか興味がありました。ブルガリアに行った時、バラの谷に咲くバラを見ました」と、ブルガリアローズとの出合いを語りました。
 続いて、バラの歴史を語りました。「世界にはたくさんのバラの品種があります。いつからバラが知られていたのか。紀元前5000年ごろの、メソポタミア文明だと言われています。紀元前2000年ごろのバビロニア『ギルガメッシュ叙事詩』の粘土板には、 『バラは永遠の命』と刻まれているそうです。遠の命』と書かれたものがあります。クレタ島のクノッソス遺跡の壁画には、バラの花が描かれています。バラの谷に咲いていたのは、原種に近い花です。バラの医療的な効果、効用については、バラのオイルによる処方箋が残されています。水蒸気蒸留法は紀元1000年ごろにペルシアの錬金術師イブンシーナによってできました」
 どうしてブルガリアが世界一の産地になったのでしょうか。それには理由があります。「ブルガリアを東西に走るバルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈の真ん中が谷になっています。何百kmの谷のうち約130kmの地域にバラ畑が広がっています。雨がたくさん降り、粘土質の土地で、昼と夜の寒暖差が大きい。地形、気温、感想と湿度などが香りの成分を多く含むバラ、ダマスクローズを育てます。まさに、神様からの贈り物です。ダマスクローズは年に1回、5~6月にしか咲きません。収穫期間は25日ぐらいしかない。太陽が昇る前から大勢の農民が集まり、手で花びらを取ります。1人20~30kgかごに摘んでいきます。花びらをトラックに載せて、蒸留所に運びます。釜の中に水と花びらだけ入れて、ローズオイルとローズウオーターができます。化学的溶剤を使いません。オイル1kgをとるのに、35万~45万枚のバラが必要です。収集されたバラは国立バラ研究所に送られ、検査に合格したものだけ輸出されます。『ブルガリアの金』と呼ばれるほど貴重なものでした。1900年、パリ万博でブルガリアローズが出品され、賞賛の嵐でした。注文が殺到し、ブルガリアの国家的産業になりました。ところが、供給量が間に合わない。混ぜ物をしたり、検査が不十分になるなどして、品質が低下しました。そこで、政府が品質検査をしなければならないと決めました。そして、ダマスクローズは世界一のバラとしての評価が確立しました」
 ブルガリアローズオイルには、どんな効果があるのでしょうか。「ローズオイルは300種類の成分を持っているとも言われます。効果は全身に及ぶ、と言うと、『がまの油か』と言われそうですが(笑)。第1は、女性ホルモンに働きかけてアンバランスな状態を正常に戻すことです。第2は抗炎症作用と殺菌力です。第3は肌に対する効果、保湿、美白の効果です。皮膚の弾力を回復してくれる成分が含まれています。若返りの効果を持っています。クリーム、化粧品には何滴か含まれています。ローズオイルの匂いをかぐと、鼻の粘膜の毛細血管から取り込まれて脳に行き、自己充足感、幸福感が得られます。メカニズムの研究は進んでいます。香りが脳に及ぼす効果の研究でノーベル医学生理学賞が授与されています。老廃物を排出する、むくみを改善する効果も確認されています。40℃ほどのバスタブに何滴か入れて入浴する。足湯で芳香浴もできます。自然なローズウオーターは甘いのではなく、自然の草のような匂いです。ブルガリアでは飲む人がいます。口の中にシュッとすると、気持ちよくなります。蚊に刺されたときに塗ると、かゆくなりません。髪の毛に使うと、さらさらにしてくれます」
 最後に、「ブルガリアローズオイル、ローズウオーターが皆さまの人生をもっと気持ちよくしてくれることを願っています」とまとめました。
 続いて、日本ソムリエ協会名誉ソムリエの渡辺正澄さんが「ブルガリアワインの魅力と最新事情」を話しました。渡辺さんは山梨大学工学部応用科学科(ワイン醸造学専攻)卒業後、ワイン研究のためドイツ国立ガイゼンハイム研究所に留学しました。1978年に日本醸造協会技術賞を受賞しています。現在85歳で、株式会社ワイン総合研究所代表取締役、日本ソムリエ協会顧問を務めています。
 「バラとワインには関係があります。ボルドーではブドウ園の周りにバラを植えています。バラが先に病気にかかるので、メルクマールにできるのです。ボルドーのワインは最近、とても高くなりました。ブルガリアでは10分の1、20分の1で美味しいワインが飲めます。チリワインは最近、日本の輸入量のトップになりました。ブルガリアワインは現在11位か12位ですが、どんどん上がってきています。今後も増えるでしょう。ブルガリアのワイナリーに行きますと、親切に見せてくれます。ステンレスタンクで、無菌瓶詰をします」と話した後、6月に訪れた際に食べた料理の写真を見せながら、どんなワインが合うのかを説明しました。
 まずはサラダ。クリームチーズとサラダ。合わせるワインは辛口の白ワインです。ヨーグルトソース、トマトソースのイカのムニエルにも辛口の白ワイン。「クリーム系は白ワイン、さっぱりしたワインとさっぱりした料理は合います。白ワインは冷やさなければなりません。赤ワインは冷やすと香りが出てきません」
 サーモンのムニエル、鶏もも肉のムニエルには、樽熟白ワイン。ブルーチーズとフルーツのサラダには、甘口白ワイン、または赤ワイン。赤ワインの渋み(タンニン)はサラダの甘みで消されるからです。鶏むね肉のムニエルには樽熟白ワイン。ソーセージやハンバーグはレモン汁をかけて、赤ワインでいただきます。レモン汁は肉の臭みを消し、赤ワイン中の酒石酸に合います。マスタードも肉の脂分を和らげ、赤ワインの乳酸やタンニンに合うので、肉類には適しているそうです。渡辺さんはさらに「日本のワサビはどんな赤ワインにも合います」と勧めました。
 最後に、デザート。イチゴのゼリーには白ワイン。ゼリーは口中でワインと混ざり合うので、相性は良いとのことです。チョコレートには赤ワインが合います。
 渡辺さんは「ワインと料理については、(株)ニューニチブのサイトに相性表が載っています。『ドクター渡辺のブルガリアワインを10倍楽しむ法』というタイトルです。それを参考にしてください」と締めくくりました。
 参加者はブルガリアワイン(赤)を試飲しながら、話に聴き入っていました。
日本ブルガリア協会
http://www.bul.jp/event.html
「ドクター渡辺のブルガリアワインを10倍楽しむ法」
http://www.bulgaria-wine.jp/?mode=f11

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毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトや毎日スポニチTAP-Iなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

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