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南北アメリカ自転車縦断 〜チャリンコ女ひとり旅〜 報告会

開催日:7月6日(木)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

 毎日メディアカフェのイベント「南北アメリカ自転車縦断~チャリンコ女ひとり旅~ 報告会」が6月23日に開かれました。


 報告したのは横浜市の一般女性、青木麻耶さん(30)。青木さんは大学で森林科学を学んだ後、メーカーに就職しましたが、「土をいじりたい」と思い立ち、山梨県都留市に移住しました。NPO法人で農業や食品加工、子どもキャンプ、馬耕、セルフビルドのワークショップなどに携わる一方、趣味で狩猟(わな)を始め、ジビエ料理や皮なめしを研究する中で、先住民の知恵や文化に興味を持つようになりました。2016年5月、南北アメリカ自転車縦断の旅に出ました。それから1年間、北米と南米の8カ国(カナダ、アメリカ、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、キューバ、メキシコ)の約1万1000kmを走破し、今年5月に帰国しました。その報告会です。


 自転車に出合ったのは学生時代。「京都に住み、自転車に乗るようになりました。ママチャリに乗っていて、ママチャリは最強だと思っていました。友人男性2人と琵琶湖1周をした時、ほかの2人はマウンテンバイクなどに乗っていて、速度の違いを知り、愛車ジミー君を買いました。北海道に行ったり、欧州を1カ月旅したりしました」


 なぜ、南北米大陸の旅に出たのでしょうか。「大学卒業後、銀座で1年半、OLをしていました。パソコンの前に座っているのが耐えられないと、会社をやめました。山梨では、 馬で田畑を耕す馬耕をしたり、皮をなめしたりしました。自然界でとれたものを活かすということに興味を持っていました。旅に出ようと思ったのは、日本で暮らしていく中で、日本の常識や価値観にとらわれている自分を見直したいと思ったからです」


若い女性の一人旅に、家族の反応は。「母は私のやりたいことを何でも後押ししてくれる人で、父は引き留める係です。父に、海外の危ない事件の動画を見せられたりしましたが、『ここでやめたら、後悔する。チケットも取ってしまったから』と押し切りました」


 旅の報告の最初は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のガルフ諸島にあるソルトスプリング島。「20人ほどのコミュニティに1週間いたのですが、交通事故で死んだシカを見せられて、私が解体して料理しました。日本でしたことが役立ったなと思いました」


 ペルーでは、美しい織物に出合いました。「青色は豆のようなもので染めます。コチニールで赤に染めた羊毛に、塩を入れるとオレンジ色、さらに火山灰土を入れると黒色になります。科学が分かる前に経験的に取得されて、それが今に引き継がれているのがすごいと感動しました」


 ボリビアでは、「初心者でも6000メートル級の山に登れる」と言われ、ツアーに参加しました。2泊3日で最初の1日は訓練で氷の壁を登り、翌日から山に登りました。標高約4700メートルの地点から、尖った氷に囲まれた山頂に登り切ったそうです。 


 憧れだったという世界遺産「ウユニ塩湖」。岐阜県と同じぐらいの広さのある有名な塩湖です。「最初は興奮していたのですが、方向感覚が分からないし、どれだけ走ったか分からない。2時間で飽きました」。それでも、塩湖の塩でおむすびなど楽しんだ様子でした。


 ボリビアのウユニからチリに抜ける「宝石の道」は変化に富んだ景観で旅行者に人気の道です。しかし、青木さんは「涙の宝石の道」だったと言います。アタカマ砂漠の道を延々と走ります。押して歩かなければならない個所も多く、「泣き叫んだこともありました」と振り返りました。一方、「ツアーのジープが通るのですが、みんなやさしくて、大丈夫?と言って、チョコレートや飲み物をくれたりしました。途中にある唯一のホテルの裏でテントを張ろうとしていた時には、ホテルの人が部屋に泊めてくれて、朝食のバイキングまで食べさせてくれました」と、親切な人々に出会いました。チリ国境に近いヴェルデ湖に着いた時は「やっとゴールしたと感動しました」と言います。


 アルゼンチンでは、交通量が多く危ないので、ヒッチハイクをしました。親切なカップルが実家でご飯を食べさせてくれて、泊めてもくれました。「バースデーパーティがあるから出よう」と言われて、始まったのは夜の11時ごろ。青木さんは午前2時には疲れて寝ましたが、パーティは午前5時まで続いていたそうです。


 パタゴニアのアウストラル街道では、チャリダーにたくさん出会いました。ペルーで会ったドイツ人夫妻と3カ月ぶりに再会したこともありました。ここでは、連日タイヤがパンクしたり、ブレーキが効かなくなるといったトラブル続き。「ようやくフェリー乗り場に着いて、フェリーに乗船しました。あまりに寒そうにしていたら、乗務員室でパンや飲み物を食べさせてくれて、お土産の食料までくれました。タイヤはあとで調べたら、チューブに11個の穴が空いていました」


 青木さんは転んで意識を失った経験を2回しました。2回目はクリスマスイブの日。意識を失い、気づいたら、一緒に走っていた仲間が顔をのぞき込みました。次の町まで車で送ってもらい受診したところ、レントゲンを撮ることになりましたが、撮れる病院は220キロ離れた所。救急車で3時間かけて行き、幸いに異常はないと判明しました。


 絶景の写真を見せたり、温かいエピソード、危険な体験などを話した青木さんは「旅に出る前には、不安がたくさんありましたが、それがなくなった。できない理由を探すのではなく、何かをしようと思ったら、何とかするように努力したい。転倒した時など、いろいろな人に助けられ、親切にしてもらえました。一人では生きていけない。自分で生きているのは、生かされているのだということを実感できました。これからは改めて日本の良さを知るために、日本を旅したい。助けられた恩返しで、人と人をつなぐ活動をしたいと思っています」とまとめました。


 会場には、旅好きの人や自転車好きの人が集まり、活発に質疑応答しました。


青木麻耶さんブログ


まやたろの体当たりチャリンコ日記〜南北アメリカ自転車縦断〜


http://mayataro.hatenablog.com/

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毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトや毎日スポニチTAP-Iなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

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