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CSRセミナー毎日Do!コラボ 土曜学習・放課後子供教室~企業への期待と役割とは~

開催日:4月27日(木)16:30~20:00 イベントのカテゴリー:CSRセミナー

 CSR(企業の社会的責任)セミナー「毎日Do!コラボ」が4月27日、毎日メディアカフェで開かれ、「土曜学習・放課後子供教室~企業への期待と役割とは~」をテーマに話し合いました。
 文部科学省は「土曜学習」や「放課後子供教室」など、企業やNPOの協力を得た教育プログラム「地域学校協働活動」を推進しています。この活動を発展させるために、企業はどう対応すべきなのかを考えることが、セミナーの目的です。講師は文部科学省生涯学習政策局社会教育課地域学校協働推進室の多田祐美さん、国立青少年教育振興機構総務企画部総務企画課長の下田力さん、バンダイ(本社・東京都台東区)プロダクトマネジメント部品質マネジメントチームアシスタントマネージャーの岩村剛さんの3人。多田さんは三井化学のCSR部門に勤務し、現在は文科省に出向中です。下田さんは3月まで多田さんと同じ社会教育課に在籍していました。
 はじめに、多田さんと下田さんが学習指導要領や地域学校協働活動について説明しました。多田さんは約20年前と比較して、「障害に応じた特別な指導を受けている子ども」は5倍、「不登校の子どもの割合」は2倍、「学用品等の援助を受けている子ども」は2倍に増え、「家庭の教育力の低下を実感している親」が8割に達するという現状を述べ、「学校に対する期待、学校が背負うものが大きくなっています。教師の多くは学校でパソコンを持っていますが、約半数は外部と接続できないルールになっていて、出前授業の相談をするにもメールで連絡を取れないという状況です。教育現場が変わってきていることを理解してほしい」と話しました。
 下田さんは学習指導要領改訂について説明しました。学習指導要領は時代の変化や子供たちの状況、社会の要請などを踏まえて、約10年ごとに改訂されています。幼稚園は平成30(2018)年度から、小学校は平成32(2020)年度から、中学校は平成33(2021)年度から、新たな学習指導要領等に基づき全面実施される予定です。下田さんは「今までは何を教えるかが最大のキーだったのですが、これからは、何を学ぶか、どのように学ぶかが中心になります。学校の指導体制の充実とともに、家庭・地域との連携・協働が必要とされます。『社会に開かれた教育課程』がキーワードです」と指摘しました。
 地域と学校の連携の基盤となるのは「地域学校協働本部」です。地域住民、団体などが参画し、緩やかなネットワークを形成することにより、地域学校協働活動を推進する体制です。これを基盤に、地域住民、企業、NPO、団体などが学校と連携して子どもたちの学びや成長を支える「地域学校協働活動」が展開されます。地域と学校をつなぐコーディネーターの役割を果たすのは、「地域学校協働活動推進員」で、退職した教職員、PTA関係者、自治会関係者などが推進員になります。多田さんは「地域と学校がパートナーになり、ネットワークをつくる。単発的ではなく、持続可能な活動にすることが重要です」と語りました。奈良市では、小学生が栽培した古代米を使った団子を商品開発したという事例が生まれています。 
 「土曜学習応援団」は2014年に始まりました。応援団に賛同・参画した企業・団体が土曜日をはじめとして、夏休みや冬休み、平日の授業や放課後の教育活動の場で、出前授業をしたり、施設見学の受け入れなどをします。これまでに、733団体が賛同しています。下田さんは「企業の方からは『若手の研修にとてもいい。子どもにも分かるように説明して来いというと、勉強になる』と聞いています。社会教育は提供する大人の側の生きがいにもあり、そこに醍醐味があります。新しくものをつくるのではなく、今あるものをうまく利用して、無理なく実践の場を作れると良いと思います」と話しました。
 続いて、バンダイでCSRを担当する岩村剛さんの報告です。「ホームページや SNSでは、なかなか子どもに発信できていない。イベントでPRしたい」という考えから、出前授業が計画されました。杉並区の環境館で2014年夏にイベントを開催した縁で、NPO法人スクール・アドバイス・ネットワークとのつながりが生まれました。同NPOと授業プログラムを共同開発しました。45分単位で作る、子どもたちにとって楽しい内容にする、子どもが自主的に考える授業にするといったことを基本にしました。誕生したのが「バンダイ おもちゃのeco学校」です。環境に配慮した商品づくりについて知ってもらい、「ガシャポン」ではんこを作るという楽しい授業です。最初は体育館で小学3年生90人に授業をしたそうです。「子どもたちは楽しんでくれましたが、バンダイがエコに力を入れているという宣伝が中心でした。そうではなく、この授業を学ぶと、おもちゃの例で3R(Reduce、Reuse、Recycle)の意味を知り、自分たちでできる3Rを考えてもらう授業に変えていきました。1回ではだめで、トライ&エラーが大切です」と岩村さんは振り返りました。
同NPOと契約して、窓口になってもらい、初年度の2014年は10校で出前授業をしました。授業が好評だと、翌年も頼まれます。講師不足の問題が発生しました。そこで、考えたのは「ママさん先生」、お母さんを講師に育てる作戦です。現在は、5、6人の講師で対応しています。プログラムは「おもちゃのユニバーサルデザインを学ぼう」「おもちゃ安全研究所」が追加され、三つになりました。ユニバーサルデザインは健常者でも障がい者でも使えるデザインのことです。子どもたちおもちゃの商品開発の疑似体験をしてもらうプログラムです。さらに、「全国で授業したい」との考えで、教師が使える教材DVDを作りました。出前授業は2015年 29校、2016年 44校で実施されたそうです。
 セミナーには企業のCSR担当者などが集まりました。参加者の一人、ゼネラル・エレクトリック・インターナショナル・インク(GE)の青沼康之さんは、「GEボランティア」について話しました。低学年向けに風力発電、養護学校向けに英語教育のプログラムを持っています。「発明家プロジェクト」はGEの創始者が発明家エジソンだったことにちなんだプログラム。子どもが地域を見て回り、困っていること、こんなものがあったらいいなということを見つけ、ブレーンストーミングで発明品を考えるという丸1日かかる授業です。100人規模の授業だと、社員30~40人が参加するといいます。昨年は全国13校で実施されました。13校の学校代表の作品を全社員で投票して、選ばれた学校の生徒を招いて表彰式をしているそうです。
 下田さんの同僚で国立青少年教育振興機構広報官の蓮見直子さんは「全国に28施設があり、子どもたちの体験活動をしています。このセミナーで、多くの企業が出前授業に取り組もうとしていることを知り、驚きました。企業の皆さんとの連携を強めたい。宿泊学習の時などに出前授業をしていただくなどの協力をお願いしたいと思います」と感想を語りました。
 土曜学習応援団
 http://doyo2.mext.go.jp/

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毎日新聞東京本社1階にある「MOTTAINAI STATION」を毎日メディアカフェとして午前11時から午後6時(イベント開催日は午後8時30分)まで開放しています。新聞や雑誌を読んだり、タブレット端末で毎日新聞ニュースサイトや毎日スポニチTAP-Iなどを検索したりできます。イベントは全て無料で参加できます(予約制、申し込み順)。

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