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「アラビアの書の世界にようこそ」

開催日:9月26日(月)18:30~20:00 イベントのカテゴリー:一般公募イベント

 アラビア文字を独特のペンを使って美しく書く、アラビア書芸について学ぶ「アラビアの書の世界にようこそ!」が9月26日、毎日メディアカフェで開かれました。
 講師は和光大学(東京都町田市)表現学部講師で、アラビア書家の佐川信子さんです。日本の石油の3分の1を供給している、サウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ」の日本法人「アラムコ・アジア・ジャパン」(東京都千代田区)が企画。同社広報担当の鈴木つむぎさんが、司会進行を務めました。
 冒頭、鈴木さんが同社について説明しました。サウジアラムコ社は、社員総数約6万5000人。日本法人はアジアで初めて設立され、社員は約80人です。サウジアラビアからの原油販売をサポートしたり、日本のメーカーが作った機材を本国に向けて調達したり、日本の技術を本国に紹介したりしているそうです。鈴木さんは「最近はCSR(企業の社会的責任)活動の一環として、東日本大震災の支援のほか、環境保護活動、文化活動を行っています。サウジアラビアを中心とするアラブ・イスラム文化に、日本のみなさんにもっと親しんでいただこうと、文化芸術を代表する『アラビア書芸』を紹介したいと思います」と話しました。
 続いて、佐川さんが登場しました。佐川さんは1988~1990年に、中東シリアの首都ダマスカスに留学、現地の著名な書家ホルミー・ハッバーブ師、ムハンマド・アル=カーディー師らに師事し、マスターカリグラフィーという資格を得たそうです。日本国内のほか、サウジアラビアでも作品展示を行っているそうです。
 佐川さんはまず、アラビア書芸と出会ったきっかけについて「小学生の時、『兼高かおる世界の旅』というテレビ番組で、サウジアラビアの国旗を見ました。書かれている文字はアラビア語だろうなとは思ったのですが、模様のようであり、線である、不思議な形の文字を読んだり、話したりする方がこの世界のどこかにいらっしゃるんだ、世界って広いな、と思いました。その後アラビア語を勉強して、アラビアの書に出会うことになりました」と説明しました。
 それから、アラビア書芸の道具や歴史について説明しました。専用のペンは市販されておらず、自分で作るそうです。竹でできたペン先は取り外せるようになっており、大きな文字は幅広に、小さな文字は細い構造になっています。「書家はまず、ペンを作らないといけません。本当は皆さんには是非『マイペン』を作っていただきたいのですが、一泊二日の合宿になってしまうので、とりあえずペン先をご覧になって下さい」。世界の「三大カリグラフィー(能書術)」とは、アラビア書芸、ラテン文字、東洋の毛筆による書の三つだそうで、3種類のカリグラフィーのそれぞれの筆先を比較した画像が提示されました。
 預言者ムハンマドが神から啓示を受けたとされるのが、西暦610年。神から下された言葉を「クルアーン」といい、当初はアラビア語で暗記、口授され、その後記録として書き残すようになったそうです。「神の言葉を読み間違えると大変です。音声であった神の言葉を、文字として残す、文書化するため、書き方を統一し、文法が整備されていきました。これが現代アラビア語です。7世紀半ばから8世紀にかけてのことです」。佐川さんは、「クーファ体」「ディーワーニー体」など、アラビア書芸の書体についても画像を示しながら特徴を説明しました。山部赤人など日本の歌人の歌と、アラビア書芸を融合させた自身の作品も紹介しました。
 10世紀には、能書家のイブン・ムクラ(886~940年ごろ)が教則本を作り、美しい文字のバランスの規則を決めたそうです。「アラビア書芸では、各書体の文字のバランスは決められており、文字のつなぎ方、構成の仕方によって初めて書家の個性を出すことができます。美しい文字の基準がはっきりしているということは、美しさが何世紀にもわたって受け継がれていくということ。自分のアレンジは通用しない、ということです」。さらにアラビア書芸の魅力について、「アラビア語の意味が分からなくても、読めなくても、絵画と同じように楽しめるところが魅力です」と話しました。
 参加者の中から抽選で選ばれた3人に、名前をアラビア書の手法で書く実演も行いました。

写真説明 佐川信子さん

 



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